2015年3月30日月曜日

ちきりんさん著『マーケット感覚を身につけよう』の講演(名古屋)に行ってきました!


3月27日金曜日の19時から名古屋で行われた、社会派ブロガーちきりんさんの新刊『マーケット感覚を身につけよう』の講演に行ってきました。


開場30分前についたのに、もう行列が出来ていました。

定年後のご夫婦と思われる方も早くから並ばれていたのにはびっくり。きっと、日曜の朝には関口宏のサンデーモーニングを見ていそうな知識層、というたたずまいで、分厚く難解そうな本を読みながら待機されていました。

ちきりんさんが、団塊世代にも影響を与えているのは、嬉しかったです。


当日、ちきりんさんは名古屋版バージョンの豪華なシャチホコ(金のエビフライだったのかも?!)のお面をつけていたのですが、自由で快活で開放的な雰囲気があふれ出ていて、人間的な幅の広さにも強い魅力を感じました。

きっとちきりんさんは、霞ヶ関にいても、Kioskの売店にいても違和感がないはずです。そして、どこにいてもオンリーワンかつナンバーワンとして実績を上げられるだろうし、縄文時代や江戸時代に生まれていても、サバイバル能力抜群で、みんなから頼りにされていただろうなあ、と思います。


講演の冒頭は、新刊『マーケット感覚を身につけよう』は、既に出版されている著書『自分のアタマで考えよう』と対の関係にあるというお話から。

マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法

自分のアタマで考えよう


「論理」(ロジカルシンキング)と「非論理」(マーケット感覚)という二項対立での説明は本当に理解がしやすくて、こういった説明の仕方の隅々から、ロジカルシンキングを自由自在につかいこなせるちきりんさんのスキルの高さを感じます。

どちらか片方だけではいずれ行き詰まるから、両方揃ってはじめて、成果を出してサバイバルし続けられるというお話だったのですが、ちきりんさんの周囲で伸びた人は両輪揃った人だったという実例が刺激的でした。

そして、どちらのスキルも才能ではなく、後天的に獲得できるんだ、というメッセージもあって、モチベーションが上がりました。

講演の構成は一貫してロジカルなのに、デリバリー(話の仕方)には堅苦しさが全くなく、友達に話しているようなテンション。そして、お面なのにアイコンタクトもチャーミング(この技術が、すごい!)。

著書の内容についても、What、Why、Howのフレームワークを用いたスライドのおかげで、骨子が1分以内で理解できました。
今後は、個人のスキルが、組織内でなく、市場でやりとりされるケースが増えてくる、という前提に十分納得できました。


さて、新刊『マーケット感覚を身につけよう』に書かれているポイントは5つです。
手帳にメモしておくと、毎日意識して行動できると思います。


【5つのポイント】

1.プライシング能力
2.インセンティブシステムの理解
3.市場に評価される方法
4.失敗と成功の関係
5.市場性の高いところに行く


具体的な内容は、本書を読んでみて下さい。私は既に5,6回くらい読んでいますが、読むたびに発見があるので、まだまだ読み込むつもりです。


私は、今3歳の息子には小学生になったら市場に出て仕事を持つ機会を与えたくなりました。
おこづかいをあげるようになったら、こづかい帳をつけさせるよりも、欲しいものの値段について自分なりの考えをメモさせます。「ものすごく欲しいから高くても気にならない」とか「すぐに飽きそうだからあと2割くらい安い方がいい」とかね。
あと、失敗って、すごく大切なステップなんだと伝えること。


私自身は、講演でもブログでも紹介されていたちきりんさんのオススメ本『クラウドソーシングの衝撃』も読みました。

クラウドソーシングの衝撃 雇用流動化時代の働き方・雇い方革命 (NextPublishing)


そして、市場で評価されるには、小さくても実績や信頼を積み続けるという地道な誠実さはますます重要になると思いました。人間としての社会性、マナーは、知り合いがいない広い市場に出て行くのに不可欠です。外国人と交流して、信頼を得ることをイメージするとわかりやすいんじゃないかな。



講演を聴き終わった後、ちきりんさんがゼミの教授で、フィールドワークやケーススタディを一緒にしたら、どんなに楽しいだろう、と想像していました。

でも、やっぱりちきりんさんには自由な生き方をしてもらいたいし、未来指向のマーキュリー(商業の神様)のような存在として、多くの人にヒントをもたらしてくれたら嬉しいな、と思いました。

最後に。

「ありのままで生きたい」女子小中学生の皆さん、アナ雪を見てカタルシスを得るだけじゃなくて、ちきりんさんのブログや本を読んで、自由に人生設計ができるよう、実践を繰り返すのがベストです。