2013年7月22日月曜日

【講演】元NHKアナウンサー堀潤さんのお話を聴いてきました。


 

 


愛知サマーセミナーで、元NHKアナウンサーの堀潤さんの講演を聴いて来ました。

 
堀潤さんは、人気も実力も抜群だった中、今年4月に退職され、ジャーナリストとしての活動を開始されました。震災報道において、既存メディアに重大な課題を見出したことが退職の決断を強めたようでした。
 
 
NHKを飛び出してまで、伝えたかった真実」というタイトルのもと、留学時代の経験や独自取材の写真を交えながら、ジャーナリズムの本質を自分の言葉で丁寧に語られました。

 
堀さんは、清潔感、透明感があふれ、海のような深い青のシャツがとてもよく似合っていました。

 
NHKきってのイケメンアナウンサー」とか「エースアナの退職」などというセンセーショナルな表現をするマスコミが薄っぺらく感じられるほど、一本筋が通った考えのもとに行動する方だと感じました。

 

これまでのアナウンサーの仕事は、原稿の内容を十分理解しながら読むだけでも大変だったと思います。しかし、それ以上にものすごい量の背景知識があることも感じられました。勉強量が生半可じゃないと思いました

 

講演で学んだことをまとめます。

 

・これからは、オープンジャーナリズムの時代

→まずは、より多くの情報(玉石混合でも)をオープンに出してから、多くの人の手で検証(裏を取る)ことで、より早く真実に到達出来る。

 

確かに、メディア人だけでは情報の検証に限界があり、現場の人、専門家など多くの人の目に触れてもらうことで、情報の確実性を担保できると思いました。

 

・ジャーナリズムとは、困っている人、弱い人の問題解決をするためのもの

 

堀さんのこの考え方には感動しました。情報を出して終わり、ではないんですね。その情報をもとに、社会の一人ひとりが、自分はどうしたらよいかを考え、実行に移さないと意味がないと。そのためには、困っている人の声をちゃんと拾っていかなくてはならないのですね。

 

・情報を見たら、「事実」「意見」をしっかり区別する。事実を探すのは地道な作業だ。

 

誰かの意図的な考えや意見に流されず、事実は何かを自分の力で探す努力を怠ってはいけないのだと思います。でないと、私達は誰かに一方的に支配され、民主主義からは離れてしまいます。

 

・自分から、事実を発信してみる

 

民主主義を実現したり、問題解決をするには、自分がつかんだ「事実」を正確に周りに伝える努力が必要なのだと感じました。

「意見でなく、事実をぶつけてみる」という発想にもはっとさせられました。例えば上司に意見すると受け入れてもらえませんが、「こんな事実があります」と言えば、さすがに危機感を抱きやすくなると思います。

 

私なりに、「事実」をしっかりつかむ目と頭をしっかり持っていきたいと思いました。

 

とても感銘を受けたので、これからも堀さん出演のニコニコ放送やメディアでの情報発信を楽しみにしたいと思います。

 

※堀さん主宰のニュースサイト「8bitnews」
(オープンジャーナリズムの壁を乗り越えながら、着実に時代を刷新されることに期待したいと思います。)

 

※堀潤さんのツイッター

 

 

2013年7月3日水曜日

名古屋ライフハック研究会vol.23~その②~「紙1枚」の浅田すぐるさんが16分割メモの威力を伝授!




 
 
今回参加した「伝えるハック」の講師、浅田すぐるさんのプロフィール写真からは、「さわやかな好青年」という印象を受けました。
 
実際の浅田さんは、それ以上に上品かつ聡明な雰囲気が漂っていました。
 
物静かな口調の中にも、トークにキレがあり、コメント力が抜群。
 
超一流企業を渡り歩いた実力と、本質を見極める洞察力の秘訣は、「1枚にまとめて伝える力」が大いに関係していたことがわかりました。

 

浅田さんの講座では、

 

1枚の紙を示して説明することの伝わりやすさを体感するワーク

16分割メモ作り

 

を行いました。

 

16分割メモは、一覧性があるので、情報やアイデアを整理したり、組み合わせたりするのに最適です。

 

私は、英語の文章読解に使えるな、と思いました。論点が見えない段階から、重要そうなキーワードを16分割メモに書いていけば、最後につながりが分かると思うからです

 

【浅田すぐるさんのワークで学んだこと】

  伝える以前に、「思考整理力」という根本が必要

  思考整理には下準備が必要。そのために「16分割メモ」を活用する。

  一枚の紙(1sheet)にまとめて伝えようとすると、思考整理が促される

 

浅田さんの「1枚術」は非常に奥が深く、一朝一夕に自己流でマスターできるものではありません。

メルマガやセミナーを通して、一流の仕事術へのステップを踏んでみて下さい。

 

私も早速、浅田さんのメルマガに登録しましたよ!
 
※メルマガ登録のサイト(セミナー情報もあり)
 
※浅田さんのブログ
http://profile.ameba.jp/1sheet-genius/
 

名古屋ライフハック研究会vol.23~その①~ぐるぐるマインドマップの加子勝茂さんの気づきの セッション!~



629日に、名古屋港湾会館の会議室で行われた名古屋ライフハック研究会「伝えるハック」に参加してきました。

 

今回のテーマは2名の講師と共に『伝える』ことの根本を考えるというものでした。

 

まずは、ぐるぐるマインドマップセミナーでおなじみの加子さんのセッションからお伝えします!

 

【加子講師のセッションの様子】

 
切絵のワークの説明
ペアになった女性の伝え方がすごく上手で、正解できました。


  切り絵を使ったワーク

2名のペアを作り、加子さんが紙を折ったり切ったりして複雑な切り絵をしていくのを1人が見ながら口頭で伝え、もう1人がその言葉にしたがって作業をするというものでした。

 

この作業して「いかに自分の伝え方が下手か」を「内省する」ことで、伝え方の改善点を見つけるという、ある意味ショック療法のようなプロセスでした。

 

  好きな食べ物を語り、相手に「食べたい」と思わせる。

私とペアになられた方は、柿のジャムが入ったアールグレイのクッキーの話をされたのですが、

・そのクッキーが出来たストーリー

・自然な甘さや香りについての豊富な形容詞

が印象的で、単に「おいしいお菓子ですよ」というのと格段の差がありました。

 

【セッションを体験しての感想】

 

・ストーリーにして語ると相手の印象に残りやすい

・的確な言葉と身ぶり手ぶりで伝える

・全体像を伝えてから詳細を伝えるとよい

 

加子さんのワークにの魅力は、「自分で体験して、自分で気付く」ことに重点がおかれていることです。普段の仕事ではマンネリ化していて気付かなかった、自分の「伝え方」を見直す良いきっかけになりました!

2013年7月1日月曜日

【書評】センスの巨人の読書術!『戦略読書日記』楠木建著


戦略読書日記 〈本質を抉りだす思考のセンス〉
楠木 建
プレジデント社
売り上げランキング: 4,064
 
日本のビジネスパーソンに不足しているのは、スキルというよりセンスだ、とはっきり示してくれたのが2011年ビジネス書大賞にも輝いた、ベストセラー『ストーリーとしての競争戦略』(楠木建著)だった。
 
センスとは、著者の言葉を借りると、「文脈に埋め込まれた、その人に固有の因果論理の総体」であり、「引き出しの多さ」であるということだ。スキルを「国語算数理科社会」に例えるなら、センスとは「どうやったらモテるか」という話であるとも言っている。
 
著者は、センスを磨くには、場数を踏むことが大事であると説く。しかし、実際に戦略を作る経営者の仕事を経験できる人は少ないので、疑似場数でも有効だと著者は語る。
 
その疑似場数とは、ひとつには「センスのいい人の隣にいて、一挙手一投足を観察することで」あり、もうひとつには「文脈を豊かにする読書」だという。
 
ということは、センスのいい人の本の読み方を見破る(見破る、の意味は『戦略読書日記』の文脈の中から見つけてください。)ならば、誰でも疑似場数をバリバリ踏むことができるというものだ。
 
著者の楠木教授は、文体や思考の流れ、話の脱線具合など、絶妙に面白い先生だ。しばしば道化となったり、自虐的であったりしながら、読者を共感に巻き込んでいく。そうかと思えば、高度に知的なゆえに、事象の本質に鋭く切り込んでいき、読み手に適度な刺激を与えつつも、ふわっと雲の上の人レベルで論じるという凄い振り幅をもっている方だと感じた。
 
このようなとてつもない振り幅や引き出しを持った楠木建教授(一橋大学大学院国際企業戦略研究科)は、間違いなくセンスがいい人であり、一般的なビジネスパーソンは、日常生活でこのようなレベルの方と接する機会はまずないといっていいだろう。
 
『戦略読書日記』は、優れた思考センスの持ち主である楠木教授が、ものごとの本質をあぶり出すような本を厳選し、経営や戦略について大切だと考えることを全力全開で主張する本だ。
 
読み手である私たちは、その主張を理解するだけでなく、なぜ著者がその本を紹介したいと思ったのか、なぜそのような考えにたどりついたのかといった思考のプロセスを楽しむことができる。
 
「特殊読書」といった楠木教授独特の造語も豊富に飛び出し、コピーライター的なセンスも学べる。また、特別収録されているロングインタビューでは、まるで編集者の方が子どものように走り回る著者を必死でベビーシッターしているようなやりとりが目に浮かぶようで面白い。普段は内向的だという楠木教授がここまで自由奔放に気持ちよく話すことができていることに、編集者の方の懐と力量の大きさ、深さを感じる。
   
インタビュー記事からは、著者独特の読書観が飛び出す。
読書とは「女好きの人が世界の大女優と取っ替え引っ替えデートしているようなものです。」と言われたかと思えば、「知識を増やしたいんじゃなくて、論理に触れたいんですよね。それがやっぱり僕の読書欲求の中にある。」この振り幅、ギャップがセンスにつながっているのだ。
 
このブログを読まれている方は、すでに読書が好きな方ばかりだろう。
知の巨人の読書術が知りたいとき、立花隆氏や佐藤優氏の著書を手に取ったかもしれない。
 
それだけでは物足りない、“センスの巨人”の読書法が知りたいというのなら、迷わず本書を選んでほしい。社会から「モテる」ための一歩を踏み出せる。
 
 
プレジデント社様より、発売前のサンプル本を献本いただきました。7月11日発売です。アマゾンで、予約ができます。
 
戦略読書日記 〈本質を抉りだす思考のセンス〉