2011年12月28日水曜日

やってみなくちゃわからないじゃない

「好きなことを仕事にすると、義務感になってしまうので、せっかく好きなことが嫌いになってしまう」という話をよく耳にします。例えば、旅行好きな人が旅行会社に就職したり、添乗員になってしまうと、旅行を純粋に楽しめなくなってしまう、というように。

確かに、想像する限りでは、好きなことが仕事にからむと、「納期に追いつめられる」「クレームを受ける」「あまり納得できない商品でも販売しなくてはならない」というよう、なんとも割り切れないことも多く、失望しそうです。

一方、もともと興味がない分野では、完全に「仕事」とわりきってできるので、冷静で客観的に淡々とこなしていくことができます。 最初から期待がない分、失望もない、という感じです。

他の例では、“医師は、親族を診察すると感情が入って診断を誤る”といいます。手術であればなおさらで、自分の子や親の手術は手元が狂いそうでできない、という話も聞いたことがあります。

愛する対象を前にすると、人は客観性を失ってしまいがちだ、という例です。

私たちはこのような話をよく耳にしているため、大好きな趣味を仕事にしたり、親族を対象にする判断をしたり、友人と共同で事業を興したりすることに躊躇します。いろいろな人から「うまくいかないよ」と言われているから、最初から避けてしまっているのです。

しかし、本当にそうなのでしょうか

私は、今まで私は自分の好きなことを仕事にしたことがありません。教育、英語、旅行、花、執筆、・・・

それは嫌いになるのが怖かったからです。

でも、最近、やってみなくてはわからないじゃない。と思うようになりました

なぜなら、今年、私は、好きだけれど自分にできるかどうか心配だった、あることに実際にチャレンジしてみたところ、想像とはまったく違い、自分に大きな自信がつく結果となったからです。


客観性や冷静さも失わず、理性と感情のバランスもとてもうまくとることができました。

まさに“案ずるより産むがやすし”という体験でした。

想像するのと、実際にやってみるのとは大違いです。

自分の好きなことは、自分を大きく成長させてくれます。あまり好きでないことでは、そこそこの成長しか見込めないことも体験上わかりました。


というわけで、2012年は守りに入らず、おもいきってジャンプしてみようと思います。

2011年12月18日日曜日

人気ブロガー酒井一太氏の待望の処女作!『「うつ」とよりそう仕事術』

「うつ」とよりそう仕事術

★表現力の天才kazumotoさんが心をこめた一冊

時には詩のようにロマンチックで、時には社説のような力強さのある表現力が魅力のブログ「Find the Meaning of My Life」の管理人、酒井一太(@kazumoto)さんがこのたび本を出版されました!タイトルは『「うつ」とよりそう仕事術』です。


以前、名古屋ライフハック研究会の分科会にてkazumotoさんにお会いできた際、プレゼンの語りのうまさや二次会でのお話も面白く、「天才肌」の方だなあ、という強い印象を受けました。うつと闘われているkazumotoさんですが、アウトプットのレベルが非常に高く、今回ブログファンも待望の1冊がいよいよ21日に発売されます。

このたびは、kazumotoさんより本書を献本いただき、丁寧な言葉運びに感銘を受けながら読ませていただきました。


「うつ病」と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、夏目漱石やヘミングウェイなど、思慮深さや観察眼が鋭く、人の心のひだに届くような創造性のある作品生み出してきた人の名前です。

私が@kazumotoさんのブログを初めて読ませていただいた時、「ものごとのとらえ方がとても豊かで、表現力が美しいなあ」と非常に感銘を受けました(是非、彼のブログを読んで文体を味わってみてください!)。


@kazumotoさんのように思慮深く、高い感受性の持ち主にとって、現代の合理主義的な職場のしくみには適応が難しいこともあるだろうと思います。実際には、社会のシステム自体が人間本来のリズムに合っていないことも多いのですが、それでも集団の中で生産的なことをしなくてはならない会社員という立場である以上、ある程度の高いパフォーマンスを出さなければなりません。

★育休からの復職や転職のバイブルにもなる本

本書は、うつ病と闘う当事者が親身になって、同じ状況にある人や同じ状況になりうる人(つまり、すべての人)のために心をこめて書かれた本です。

さらに、本書は「うつ病」という範囲にとらわれず、次のような状態の方にも非常に役に立つと思います。

・手術や重い疾患で長期休暇を取った人が会社に復帰するとき
・育児休暇を1年ほど取って、以前はバリバリ社員だったのに会社に戻ったらすっかり浦島太郎状態になってしまったワーキングマザーやイクメンの方
・社内の風通しが悪く、自分のパフォーマンスが100パーセント出しきれない時
・留学や海外転勤から帰ったものの、復職が不安な人
・転職したばかりで、まだ職場のシステムになじめない人

本書には、復職へのハードルを低くしてくれる工夫が42も掲載されており、ただただ不安な方にとっては一気に頭の中が整理され、具体的な行動がすぐにとれるはずです

その中から1つご紹介すると、

・基本的な書類のやりとりについて、実物の書類をそろえてマニュアルを作り、シュミレーションを作っておくとスムーズ

というものです。

単純な伝票や見積書などについても、すべてマニュアルを作っておけば、いざ頭や体が動なくなったときに、すぐに参照することができます。小さなことでもちゃんとできるということが積み重なると、

自信がつき、
周りからの信用も得られる

という好循環になるのですから、やらない手はありません。

基本マニュアルの作成は、忙しすぎて頭が回らない時や、しばらくさわっていなかった書類をしなければならないときにも非常に役立つと思います。

★うつに悩む人への贈り物として

冬の季節になると、うつ病の患者さんが増えるといいます。職場でうつに悩んでいる社員の方を見かけたら、そっとこの本を贈るのも思いやりになると思います。そして、@kazumotoさんの素晴らしいブログも合わせて紹介してあげてくださいね!

「うつ」とよりそう仕事術

2011年12月12日月曜日

今年読んで良かった本ベスト10




今年も@stiloさんの呼びかけで、「今年読んで良かった本ベスト10」をブログで発表する企画がスタートしました!
流行語大賞と同様、年の初頭でマイブームだったものは、記憶が薄れてしまっており、年の後半に読んだ本が一番記憶に残っている、という点では選考に偏りがありますが(笑)、ここで取り上げた本は私に強烈な印象を残した本10冊であることには間違いありません。

★学ぶこと、考えることが私のテーマ

今年の10冊を選んでみると、私の今年のテーマは、「いかに学ぶか、いかに考えるか」だったことがわかります。仕事をしていて、自分の未熟さを思い知るたびに、「学び」「考える」ことを追求したくなります。

そして、ただ純粋に「学び」、「考える」こと自体が面白いというところもあります。
こうして選んでみると、自分がこの一年で何を吸収しようとしていたのかがわかって、面白いですね。

★私の考え方に影響を及ぼしたベスト本10

10位『質問力』 



質問力 ちくま文庫(さ-28-1)




斎藤 孝
筑摩書房
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ティナ・シーリグ
阪急コミュニケーションズ
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 20歳のときってもう遅いんじゃないの?と思わないでください(笑)。本書は、月並みなことしか考えられない私にとって、脳みそを練り直してもらうような本でした。既存のアプローチ法をマニュアルどおりにこなす人生にしたいか、異質なアプローチをして自分独自の存在意義を輝かせるか、自分の生き方やアイデアを問い直すことができます。お子さんがいらっしゃる方にも必読の書だと思います。教育方針の軸になりうる本です。

8位『これからの「正義」の話をしよう』


これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

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マイケル・サンデル
早川書房
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言わずと知れたハーバード白熱授業のサンデル先生の講義をまとめた本です。ざっくり言えば、政治哲学を確立するための本です。しかし、社会全体だけでなく、「人生哲学」「社訓」など、個々人がコアなポリシーを磨きこむための問いがいくつもみつかります。考えたことがなかったような哲学的課題を考えてみること自体にも意義がありますし、考えたことで自分の価値観が一歩深まるような実感もあります。志の高い政治家の方、公務員の方にはバイブルとなりうる本なのではないでしょうか。

7位『フィンランドで見つけた「学びのデザイン」』


フィンランドで見つけた「学びのデザイン」 豊かな人生をかたちにする19の実践

フィンランドで見つけた「学びのデザイン」 豊かな人生をかたちにする19の実践

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大橋香奈 大橋裕太郎
フィルムアート社
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「学ぶこと」が国や地域によって全面バックアップされている教育先進国フィンランド。街の図書館や博物館にも工夫が凝らされていて、学芸員の方の使命感や主体性も強烈に感じることができました。楽しく学ぶためのアイデアや社会全体が学びを当たり前のこととして取り入れている国の雰囲気など、日本にない視点に出会える本です。

6位 『かかわり方のまなび方』



かかわり方のまなび方

ワークショップやファシリテーションのアプローチ法が豊富
で、学びの場について考えている人の参考書となる本です。社員の力を引き出すにはどうしたらよいか考えている管理職の人にも読んでほしい本です。

5位 『自分の仕事をつくる』

自分の仕事をつくる (ちくま文庫)





西村 佳哲
筑摩書房
売り上げランキング: 34


仕事を「自分の仕事」にするにはどうしたらよいか、気の持ち方や技術に至るまで、多くの示唆が得られました。「いい仕事」の本質を探ったり、自分の仕事の核を見つけたい人は必読です。また、仕事がマンネリ化している人が読むと新鮮な感動を受けると思います。

4位 『知がめぐり、人がつながる場のデザイン』


知がめぐり、人がつながる場のデザイン―働く大人が学び続ける”ラーニングバー”というしくみ





中原 淳
英治出版
売り上げランキング: 14598

働く大人が学び続けるしくみについての本。勉強会やワークショップの在り方について、斬新な提言があります。
大学の先生が社会人との学びの場を持つことで、より高度な社会的貢献ができたり、知的欲求の高い社会人同士が対話できるラーニングバーで個人がさらに成長していったりする具体例を読んで、とてもわくわくしました。社会に出てからの知的刺激のある仲間との出会いは本当に大切だなあと思います。

3位 『リフレクティブ・マネジャー』

リフレクティブ・マネジャー 一流はつねに内省する (光文社新書)





中原 淳 金井 壽宏
光文社
売り上げランキング: 27509
自己の成長のためには、「内省」と「他者とのかかわり」が不可欠であることを再認識させられた本。内省のためのひとり時間や謙虚に他者と積極的にかかわる姿勢を意識して持ち続けたいと思いました。特にマネージャー的ポジションについている場合、内省をおこたると成長レベルが低くなり、誰もついてきてくれなくなります。「内省」して「改善」することは年齢を重ねるごとに重要になってくることを強烈に意識できました。

2位 『自分のアタマで考えよう』

自分のアタマで考えよう
自分のアタマで考えよう
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ちきりん
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 67

経済評論家勝間和代さんよりもゆるめで、別の鋭さがある論理思考の持ち主、人気ブロガーちきりんさんの著書。私は、小学生のころから学校の先生の言うことすら疑ってかかるひねくれものタイプだったので(笑)、世間やマスコミの言うことをうのみにせずに、独自の考え方を持っている人が大好きです。その考え方が正しいか正しくないかは関係なく、「自分で考える」ことには、「責任感」や「安きに流れない意思」が伴うところに価値の高さを感じるのですちきりんさんが取り扱う社会的テーマは、身近で、誰もが気になっている内容が多いです。しかし、日々の忙しさにかまけてそこまでじっくり考えたことがなかったなあ、と思わせられる結論ばかり。自分の思考に相当の刺激を与えてくれます




本書は名古屋高島屋の三省堂書店で購入したのですが、12月1日のちきりんさんの講演会のチケットをもらったのに、仕事で行けませんでした。生ちきりんさんの「そんじゃーね!」が聴けると思って、楽しみにしていたのに(涙)!

1位 『武器としての決断思考』




武器としての決断思考 (星海社新書)



瀧本 哲史
講談社
売り上げランキング: 168




僕は君たちに武器を配りたい

僕は君たちに武器を配りたい

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瀧本 哲史
講談社
売り上げランキング: 132
本書の著者は、京都大学で超人気講義を行っている若手の先生です。「武器としての決断思考」(通称:武器決)「僕は君たちに武器を配りたい」(通称:僕武器)の2冊を同時に出版され、注目を集めました。日経新聞の広告欄でも、出版社が力をいれていることがわかり、非常に目を引く本でした。
これからの日本のトップリーダーが身につける思考の技術を共有しておくという意味でもお勧めです。例えば、高度な専門家は専門家同士の「考え方のルール」を持っており、そのルールを知らない人は重要な会話に参加させてもらえません。意識の高い仲間と一緒に働き、対等に会話をしたいと考えている場合、
最先端の思考の技術(考え方のルール)は常にアップデートさせておくことが大切だと思います。

【本書の内容について思ったこと】

決断思考においてカギとなる「メリット」と「デメリット」の比較について。未知の分野で何かを決断しようとしても、実際には「想定外のメリットデメリット」が存在します。事前の思考段階で「もれなくダブりなくメリットとデメリットを挙げること」は相当難しいと感じます。だからこそ、人生経験や年上の方のアドバイスを積極的に得ていく必要があるな、と思いました。色々な本を読んで、ものごとの本質をよく知っておくことも、思考の技術の準備段階では必要なことだと思いました。

※著者の方へのインタビュー記事も面白かったです。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20111021/288163/

※著者自身による、本書の内容の解説。講義が聴けます!
http://ji-sedai.jp/special/lecture/bakatotakimoto/post_7.html

2011年11月27日日曜日

『プロフェッショナルを演じる仕事術』を読んで自己客観視と学びの方法を身につけよう!


プロフェッショナルを演じる仕事術 (PHPビジネス新書)














若林 計志
PHP研究所
売り上げランキング: 582






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2011年11月15日火曜日

「乙女の勘違い」に答える本を読んだよ。

また、やっちまった!

レビュープラス様より、乙女向け恋愛本を献本いただきました。男性の本音を語る野浪まこと氏の新作です。こういった類の本はふだん読まないので、おそるおそる開いて読みました(笑)。

最初におことわりしておきますが、レビューさせていただく当の私は恋愛マスターでは全くなく(笑)、乙女でもなく(失笑)、恋愛を語るなど、一番自信がない分野です。よって、「私の方が恋愛経験豊富よ!!まかせておいて」という自信がある方は、ぜひ本書をご一読の上、ご意見をくださいね。

★相手をおもいやること、理解すること

さて、恋愛とは、相思相愛の人間関係なので、一生にそれほど体験できるわけではないと思います。学生時代のように、お互いを知る時間が十分にある年代では、一緒に色々な場所に出かけたり、のんびりとすごして、お互いへの気遣いや思いやりを十分伝えることができたのではないかと思います。


一方で、社会人になってからの恋愛は、物理的に「相手と接する時間が少ない」という状態で、恋愛関係にある男性も女性も、お互いをどう想っているかわからないままの人も多いのではないでしょうか。

本書は、特に20代の乙女のみなさんが抱きがちなそのような不安や勘違いをすっかり解消してくれますので、読みがいがあると思います。

また、キャバクラにはまっている男性の心理などについての記載もあり(笑)、非常に社会勉強になります。
そういった男性に一定の理解を示すことができると共に、キャバクラにはまっている男性を見極める視点も養われますよ。

★尊敬と明るさが本物の恋につながる

恋愛は
この人のようになりたいな。この人と一緒にいたいな、と思うところから始まるような気がします。わざわざ「この人みたいになりたくない」、という人と一緒にいたいと思いませんよね。


なぜなら、人は身近な人と影響や刺激を与えあうので、自分が魅力的だと思う人と時間を共有したいからです。

さて、本書で述べられている女性に対する男性の本音の中で、女性から男性に向けても共感できるフレーズがいくつかありました。

① 男性が最終的に求める女性→明るくて精神が安定している人
② 良き彼女は良き上司と同じ。自分を成長させてくれ、想像もしなかった力を引き出してくれる。 ③ 好きだからこそ嫌われることを恐れる

このように、一見、軽いノリのタッチの本書ですが、本質的なことがいくつか書いてありました。

乙女のみなさん、是非いい恋をしてたくさん成長して下さいね!


また、やっちまった!

2011年11月5日土曜日

真の問題に気づいて、説明できますか?~大前研一著『警告』を読んだ~

レビュープラス様より、大前研一著『警告』を献本いただきました。ありがとうございます。

警告<目覚めよ!日本> (大前研一通信 特別保存版 Part.Ⅴ)

★大前氏の著書から何を学ぶべきか

現在30代の私が、大前氏の本を読むときに、心がけていることは

「どうしたら真の問題を発見できるか」
「解決法を考える上で、効率的なプロセスを知りたい(フレームワークやチャート等)」

の2つです。

まず、私たちのこれからの社会のしくみを予想してみましょう。身近な所では税金や年金制度など、「負担増」へと変わっていくのは間違いありません。

経済に右肩上がりが期待できないことは、生活不安という問題につながります。ただでさえ、現状維持のためだけでもいろいろな問題に直面するというのに。

そんな中で、何も考えず、行動せず「こんなはずでは・・・誰のせいで・・・」という40代50代、老後を送るのは非常にむなしいことだと思います。

何をどう変えれば、未来に希望が持てるのか、問題を自分なりに本気で考え、解決するかしないかによって自分の人生は決定付けられると思います。

しかし、大局感を持って問題を正しく設定するのはなかなか難しいことだと実感してます。

たとえば、日々多くのビジネスパーソンが行っている目先のトラブル解決や、お客さまからのクレーム処理は、真の問題設定・解決をしているわけではなく、場当たり的な事後処理でしかないと思います。

では、真の問題設定とはどういうものなのでしょうか?

その答えが本書『警告』にあります。

★設定した問題の背景や、他の問題とのつながりを説明できますか?

大前氏の世界経済に関する著書を読んで、「グローバルなテーマは難しすぎるし、直接自分の仕事とは関係ないから、実感が持てない。」と思う人もいるかもしれません。しかし、それだけではあまりにもったいなさすぎます。

大前氏の著書は、「なぜそれが問題なのか」という論理の流れを学ぶのに、最高の教科書なのです。

たとえば、本書の冒頭には、世界経済の「四つの地雷原」として

①ヨーロッパのソブリンクライシス(国家債務危機)
②アメリカ経済の低迷とドルの危機
③中国の不動産バブル
④日本の国家債務

が挙げられています。これらすべてが根底で繋がっているというのですが、どのように繋がっているのか説明できる人は少ないでしょう。

大前氏の論理の流れを分析してみると、世界全体を見渡した上で、「問題は4つ。その理由は・・・である。そしてそれらはすべては根源で繋がっている。どのように繋がっているかというと・・・」というところまで説明しています。

問題を解決するには、多くの人からの共感を得て共有しなければ具体的な行動に結びつきません。そこで、なぜ問題なのかを論理的に説明する能力は欠かせないものだと思います。

社内の改善点を指摘する、上司を説得する、周囲の合意を取り付ける、こういった日々の生産活動において、大前氏の「思考の流れ」を応用することができれば、問題解決力は格段にアップすると思います。

★問題設定、解決には圧倒的なスキルが必要だ

大前氏が、世界経済のしくみや、各産業の未来について問題を次々に指摘できるのは、

「何が本質かという視点がある」
「あってはならない事態をいち早くキャッチしている」
「広い視野に立って優先順位を付けられる」
「どうあるべきかというビジョンが明確にある」
「解決すべき問題について、論理的に説明することができる」

といった能力が徹底的に備わっているからだと思います。

そういった能力を磨く思考の訓練の1つとして「ケーススタディ」が挙げられています。

もし、あなたが「東京ガールズコレクション」を企画するとしたら、どのようにしますか?

こういった場面設定を用いて、徹底的に考え抜く訓練をするのです。

私が今とっさに思いついたのは、

「もし自分が秋元康氏だったら、AKB48の勢いをあと10年持たせるにはどんなしかけをしていくか」
「もし自分が橋元前大阪府知事だったら市長選で何を争点にするか。市長になったら真っ先に何をするか」

というものです。話題にはよく上がるのに、自分では具体策がなかなか思いつきません。みなさんはいかがですか?

TVで話題になっていることがあったら、ボーっとみているだけではなくで、自分が動かす場に立った時のことを想定してみると、相当の思考の訓練になります。

身近な所に問題解決思考を訓練する材料がたくさんあるのだ、ということも、本書から学ぶことができました。


※本書には、リーダー論や、旬なエネルギー問題に関するDVDもついており、定価1500円(税抜き)です。「問題解決」や「危機管理」を主要な仕事にされている方にとっては、とくに学びが多い本だと思います。

警告<目覚めよ!日本> (大前研一通信 特別保存版 Part.Ⅴ)

2011年10月26日水曜日

色やデザインにちょっとこだわってみませんか?

フランスの伝統色


かっこいいもの、かわいいものに接していると、テンションがあがります。私たちが作っている何か、身につけている何かについて、色やデザインにこだわりを持つことは毎日のモチベーションをアップさせるのではないでしょうか。パソコン、モバイル機器、周辺機器、ファッション、家電、インテリア、に至るまで、自分が好きな「色・デザイン」に徹底的にこだわって自分スタイルを貫くのも楽しいと思います。

その人の個性にあった妥協しないもの選びをしていたり、センスのいい人に出会うと、とても興味がわき、コミュニケーションも活発になります。「私もこの人のように、自分の好みをデザインや色で表現できるようになりたいなあ、」という憧れも感じます。

デザイン関係の仕事をされている方以外は、毎日の仕事の中で、センスを大きく磨くチャンスも少ないと思いますので、あえて、美術書や、色彩の本、デザインの本を眺めて、感覚を養うのもいいのではないかと思います。

というわけで、私が今気に入っている色彩の本が『フランスの伝統色』です。見たことがない色や、洗練された色、フランスならではのエルメスオレンジやマカロンの色など、色見本が並んでいて、組み合わせ方も色々。


渋い日本的な色も好きですが、外国の色遣いはまた、別の色彩を放っています。
休日の朝、まどろみながら眺めてみたり、お花をアレンジするときの色あわせの参考にもなっています。

(花を束ねているときは、色合わせが楽しいです。どの色の近くに持ってい行くと映えるかな、と考えながら…。)

フランスの伝統色

2011年10月24日月曜日

ありがちなマネージャーvsコーチングスキルのあるマネージャー



コーチング・マネジメント―人と組織のハイパフォーマンスをつくる








伊藤 守
ディスカヴァー・トゥエンティワン
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【コーチ型マネージャー】
① 過程から部下と関わっている
② 部下が自発的に動けるようサポートしている
③ 部下が安心してリスクに挑める環境をつくっている
④ 部下の強みに焦点を当てている
⑤ 努力や成長を重視している
⑥ 個々のやり方、強みを認めている
⑦ 部下が自分で問題を解決できるようにサポートする
⑧ 部下の話の真意をくみ取っている
⑨ 自分自身が生活と仕事のバランスのとれた健全な生き方のモデルとなっている
⑩ 部下に協力的であり、問題解決に手を差しのべている

いかがでしたか?実際のところ、ほとんどの人が「ありがちマネージャー」の傾向があるのではないかと思います。私も、自分が長年かかってたどり着いた方法がベストと信じ、そのやり方を後輩に押しつけて、「こうしたら?」と言ってしまうことがよくあり、反省しています。



後輩の強みにフォーカスして、自分はフォローに回るなど、少しづつ、コーチ型にシフトしていけたら、自分自身の成長にもつながると思いました。



本書は、コーチングの基本書とも言える良書だと思います。図解版も出ていますので、本書の内容をしっかりと意識に定着させる際は、ひきつづき図解版を読むのもお勧めです。


コーチング・マネジメント―人と組織のハイパフォーマンスをつくる










伊藤 守
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2011年10月19日水曜日

人を育てる際にどんどん質問した方がいい理由とは?

☆人を育てるには、どんどん質問すべし

仕事のやり取りでは、「確認作業」がしっかりしていないと、そんなはずじゃなかったということが頻繁に起きます。いつもと同じパターンであっても、必ず確認のための質問をするようにしたいものです。

そういった報連相に関する質問以外に、コーチングでは内省を促すような「いい質問の技術」が必要となるそうです。





コーチングのプロが教える質問の技術






齋藤 淳子
ダイヤモンド社
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『コーチングのプロが教える質問の技術』という本では、質問はコーチングのコアスキルと位置付け、人を育てるための質問の方法を指南しています。普段のほんの小さな質問から、コミュニケーションそのものが変わってくるので、日常的に意識して質問力を磨いていく必要があるのです。

本書では、「質問は実に多くの力を持っている」と述べています。例えば、

・質問は答えを引き出す
・質問は思考力を鍛える
・質問は貴重な情報を引き寄せる
・質問は状況をコントロールする
・質問は人の心を開く
・質問は聞き上手につながる
・質問は人をその気にさせる
・質問は仕事を楽しくする

と、質問次第で、環境や人の心に良い変化を起こす
ことができるということが言えそうです。

まずは、後輩や部下に対して。「何を見てそう思ったの?」「どのようにしたら出来ると思う?」「その結論に至った過程は?」とすこしだけ突っ込んだ質問をしてみるとよいと思います。真摯にその質問をする姿勢自体が、「この先輩・上司は自分を理解しようとしてくれている、育てようとしてくれている」「話を聴いてもらえている」と信頼関係のきっかけを築くことができると思います。





人を育てるには、お説教ではなく、質問、と言うようにマインドセットできる人が多くなるといいな、と思います。



さらに高度な質問については、下記の書籍にに具体例が豊富にありますので、是非参考にしてみてください。





コーチングのプロが教える質問の技術






齋藤 淳子
ダイヤモンド社
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コーチングのプロが使っている質問力ノート



ルパート・イールズ=ホワイト
ディスカヴァー・トゥエンティワン
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2011年10月17日月曜日

自立してもらうためのコーチングとは?

☆コーチングのテーマは「自立」だ!

いつも問題をシステムや上司のせいにして、仕事にやる気を失っている人をコーチングするには、どうしたらいいのでしょうか?他責の言葉が多い人でも、うすうす自分の能力やエネルギーの足りなさに気づいているはずなのです。しかし、なかなか素直に認められない何かがあるようです。


本書『プロのコーチング・スキル』には、自発的に動けない社員に対するコーチングの方法がたっぷり詰まっています。


プロのコーチング・スキル (PHPビジネス新書)









播摩 早苗
PHP研究所
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本書によれば、コーチングの大きなテーマは「自立」なのだそうです


何でも人のせいにする人は、自立度が低い、と言えますが、もっと言えば、「Win-Win」のマインドに欠けていると言えるそうです。

確かに、「人に何かをやってもらって当たり前で、誰かが困っていても協力しない」、とか、「自分はほとんど何も提供しないで、不躾な要求ばかりをする」など、自己中心的なTakeばかりの人は依存度が高すぎるので、周りの人といい関係が築けないと思います。

「相手に対して自分はどのような貢献が出来るのか?」を冷静に内省し、常に「WIN-WIN」が意識できるかが、自立のキーワードのようです。

コーチングは、正しい答への誘導ではなく、あくまでも「本人が自ら気づく」ことが大事なので、いかに深く内省してもらうための質問ができるかがポイントになってくるのですね

※ひととおり本書を読んだら、コーチにとっての基本的指針、心構えが明らかになりました。プロのコーチの質問のベースにあるものがはっきりする本です。




プロのコーチング・スキル (PHPビジネス新書)









播摩 早苗
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2011年10月13日木曜日

内省していますか?

★人との出会いによって「内省」でき、成長できる

私は20代のころ、「このような女性になりたい」と思える方に出会いました。その方は取引先の女性課長さんでした。ファックの送り方、情報を伝えるタイミング、端的で順序だった話し方など、作業ひとつひとつに冷静さと思いやりが凝縮されていており、接するたびに必ず小さな感動の積み重ねがありました

ファッションセンスも際立っていて、ポイントが効いたシャツやカーキ色のボトム、さりげないアクセサリーをうまく組み合わせたりと、シックでオリジナリティがありました。休日にはスポーツも楽しまれ、顔立ちも美しく、表情が綺麗な方でした。

責任の重い立場で、部下も多く、本当に忙しいはずなのに、愛が溢れている感じの雰囲気が素敵でした。当時その方は40代前半だったと思いますが、「この方のような感覚の優れた女性になりたい」と思えたのは、私にとって貴重な経験でした。

この女性課長さんに出会ったことで、自分がまだまだ相当未熟なことを思い知らされ、一歩づつでも優れた感覚を身につけたいと決意するきっかけになりました

そのとき、自分自身に対してずいぶん色々な問いかけをしていたことが思い出されます。


・仕事や組織の全体像が見えているか?


・さりげない思いやりを心がけているか?


・知らないうちに人に迷惑をかけていないか?


・人の手間をちゃんと減らせているか?


・やっつけ気味の仕事をしているときはないか?


・1つ1つの意味を考えて仕事をしているか?


・服装は仕事にふさわしく、自分らしさが出ているか?


・体力維持のために、運動をしているか?


・どのような30代、40歳代を送りたいか?


このように、仕事を通じた色々な人との出会いによって、自分自身の方向性について相当考えたり、未熟な面に気付いたりしてきたな、と実感しています。

★「内省」がキーワード

色々な方々との出会いは「内省」のきっかけとなります

私達が職場で身につけられる能力についての研究書、『職場学習論』を読んでみても、



職場学習論―仕事の学びを科学する






中原 淳
東京大学出版会
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電車の中で読むとあっという間に読めますし、読後に大きな充実感が得られました。セルフコーチングに密接にかかわる本でもありますし、他者へのコーチングにも役立つと思います。すごくおすすめです。




リフレクティブ・マネジャー 一流はつねに内省する (光文社新書)






中原 淳 金井 壽宏
光文社
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2011年10月7日金曜日

コーチングで自他共に成長していく方法とは?

★ コーチングに興味を持ったきかっけ

先日、NHKのクローズアップ現代で「コーチをつける社長たち」という特集を見ました。コンサルタントさんからアドバイスを受けている経営者は多いと思いますが、「コーチをつけている」というのが新鮮に思え、興味を持ちました。


コーチとは、一言で言えば、「良い質問を投げかけることで、コーチングを受ける人の中にある答えをうまく引き出すこと」です。よって、自分をコーチすることもできますし、後輩や上司をコーチすることも可能です。

番組の中でも、ある飲料メーカーでは、社員全員がコーチの資格を取ることをめざす取り組みの様子が描かれていました。他の部署のメンバーのコーチをする中で、
コーチもコーチングされる側も成長でき、効果的なコミュニケーションによる相互理解が活発になり、社内の風通しもよくなるという、理想的な状況が生まれているそうです。

※「NHK クローズアップ現代」公式HPにて動画ダイジェスト版を見ることができます。 http://sv01.ezines.jp/url/6eb45c1aa156ea99bd3762276789595c11f8302c

※加速するグローバル化に伴い、注目を集めているエグゼクティブ・コーチングの導入事例が、日本経済新聞でも紹介されています。
http://sv01.ezines.jp/url/682849555f366c3bf17fbc27669a1865fe0358f1


★関連本を読んでみた



今すぐ使える!コーチング (PHPビジネス新書)

コーチング・マネジメント―人と組織のハイパフォーマンスをつくる

コーチングは、ポジティブなコミュニケーションを取って皆のモチベーションをアップさせることができる技術です。職場全体のモチベーションアップのために私もコーチングの知識を得ようと、5冊ほどの関連書籍を入手しました。

すべて読んだみた感想は、コーチングによって、

・「社員に実力を最大限に発揮してもらう」
・「社員のクリエイティブな発想を引き出す」


ことが可能だということがわかりました。

★ コーチングの前に「これだけはしてはいけないこと」

また、コーチングを行う上で、特に障害となるのは、以下のような態度にまとめられると思います。

① 決めつけが激しい(イメージで物事をとらえがち)
例: 経験が少ない若手に対し、半分馬鹿にしたような態度で接する
② 自由な発言を抑圧するような雰囲気を醸し出す
例:話の中に否定的、抑圧的な表現が多い
③ 相手を十分に理解しようとする気持ちがない(表面的なコミュニケーションにとどまる)
例:人の能力や個性を発見しようという気がない。周りの方のお心遣いに気づかない。

コーチングは小手先の技術でなく、人格が現れるものだと思います。

来週から、私が読んだ下記5冊の中から、特に大切だと思った内容について、順次ご紹介していきたいと思います。

2011年10月5日水曜日

あなたにとって最高のラーニングの場はどこ?

★社会人にラーニングの場が必要な理由

私の場合、良い勉強会に参加すると、仕事や生活に活気が出て、良い方向に進みます。

参加者の方々が、明るくさわやかな気持ちで「もっとよくしよう」「工夫が楽しい」「色々挑戦したい」「時代の変化に柔軟に適応したい」という意欲を持ち続けているため、交流することで新しい刺激や情報が交換できたり、気持ちの勢いがつくなど、得るものが非常に大きいのです。

家と仕事場の往復だけでは、どうしても凝り固まったものの見方、限られた経験にとどまりがちです。狭い視野のまま年齢を重ねていては、他者を理解する器が小さいままになりますし、仕事ができない先輩は、後輩にとっても迷惑だと思います。

せっかくなら、走り続けている人達と、時に励まし合い助け合いながら、楽しく成長して人生を過ごしたい、私はそう思っています。

だから、私は今後も積極的に、「人と集い、楽しくラーニングできる場」で学び続けたいと思っています。

★ あなたにぴったりの勉強会は必ず見つかる

私がいままで参加した勉強会のなかでも、最もおすすめの会は「名古屋ライフハック研究会」です。多大な情報やスキル、新しい情報ツール、深い知識を得ることができ、これまでの期間でも、自分でも実感できる程成長することができました。

私は以前から「人を育てる」ことにとても興味があり、教育や人材育成、コーチングなどに関する情報は積極的にとるようにしています。たとえば「人はどうやったら楽しく学べるか」という環境作りや「学びをマンネリ化させない方法」について常にアンテナを張り、情報を集めています。職場での後輩、新人指導、チームワークづくりにも非常に役立つと実感しています。

最近では、ライフハック研究会のスタッフnijinochichiさんが注目されている、ラーニングについての研究者の方々の著書をよく読んでいます。こういった情報を教えていただけることにも、大変感謝しています。

学びの場を楽しくしたい人、参加者・主催者としてどのようにラーニングの場に関わるべきか、職場において学び続ける方法、異文化から学ぶ方法など、非常にクリエイティブな内容ばかりで、バイブル的な存在の本として何度も読み返しています。

また後日、これらの本によって自分がどう変わったかをまとめてみたいと思います。


プレイフル・シンキング






リフレクティブ・マネジャー 一流はつねに内省する (光文社新書)



中原 淳 金井 壽宏
光文社
売り上げランキング: 5819






フィンランドで見つけた「学びのデザイン」 豊かな人生をかたちにする19の実践



大橋香奈 大橋裕太郎
フィルムアート社
売り上げランキング: 45308






★ いかに学ぶか5カ条

私がこれまで経験則上、「よく学んだ」と思った学びの方法です。さらなる学びの方法を探求していきたいと思っています。

①少人数でじっくり語り合う場を持つ
②適切な質問をし合うことができる仲間を持つ
③身につけたスキルをすぐに使う
④じっくりとインプット、寝かせる時間も大事
⑤アウトプットは失敗から学ぶ良い機会。躊躇しない。

2011年9月26日月曜日

名古屋ライフハック研究会レポート「本+!→変化」 #nagohack





9月10日(土)に行われた名古屋ライフハック研究会vol.14の本編のレポートをお送りします。

★今回のテーマ、「本+!→変化」とは?

本と参加者とのケミストリー(出会いによる変化)、
そのストーリーを聴くのは、本当にわくわくする体験でした。

本の感想を話し合ったり、意見交換をするスタイルの読書会は数あれど、「本が自分をどう変えたか」を語る場には今まで参加したことがありませんでした。参加者それぞれが持ち寄った本について、自分の人生にどのくらいのインパクトと変化を与えたかをシェアするごとに、本と参加者の方々両方の価値や魅力が高まっていく場となりました。


★名古屋ライフハック研究会の魅力を是非知って!

ライフハック研究会のいいところは、初参加でも、久しぶりに参加して人でも、参加者ひとりひとりをとても温かく迎えていただけるところです。本物のおもてなしの心があるラーニングの場なのです。

そのような場で、みなさんがリラックスをして想いを語ることができたのも、虹の父さん(面白いだけではなく、本当にスゴすぎるお父さん)をはじめ、ライフハック研究会スタッフの方々の温かい心によるところが非常に大きいと感じています。

今回の司会進行は、今時めずらしいほどの品格を身につけられておられる知的武術家komatsunaさんでした。魅惑のソフトヴォイスで、うっとりと心地よいオープニング。seven777さんからの金沢のお土産をいただきながら、まるで縁側でくつろいでいる気分になりました。
テーブルの上にもお菓子がいっぱいで、食いしん坊の私は気分が高揚。お菓子のテンションアップ効果ってすごいなあ、と改めて感じ入りました(笑)。自由な雰囲気の中でテンションが上がると、学びの効果は格段にアップします。そういったお心遣いにも、気配りが感じられる楽しさいっぱいの会です。

私は、時間が許す限り、「老後もライフハック研究会に参加したい」(笑)と思っていますので、生涯学び続けたい人のためのラーニングの場をこれからも応援し続けていきたいです。

★どんな本に出会えたか

私が参加させていただいたEグループでは、情報判断、情報整理、偉大な先人の知恵、原子力発電、両親への接し方、など、多岐にわたるテーマから、自分がどう変わったかを発表し合いました。


その後、各グループの代表者が、グループ内で紹介された本を全員に紹介する機会が設けられ、その場においても気になる本が続出しました。 ピックアップされた本は、メディアマーカーの本棚にまとめられています。みなさんが宿題で記入してこられた読書シートも、全員でシェアできるよう、後日、スタッフの方がスキャンしてデータを送ってくださいました。意外な人の意外にまじめな一面が見えたりして、すごく興味深かったです。人の歴史に「本との出会い」あり。本を読んでいるみなさんは本当に魅力的です。このシェアは、すごく有意義でした。



ちなみに、私が御紹介させていただいた本は、以下の3冊です。






アメリカ式ノートのとり方








ロン フライ
東京図書
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西三河朝会主催者のsazanamiさんに教えていただいた、ノートの取り方についての目から鱗の本です。全体像を把握しながらノートをとることなど、学びにつながるノート術が沢山得られました。





実践するドラッカー【行動編】















佐藤 等
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 6856





仕事上では、人の話を聞いて、事実と評価に分けた後、評価の部分は「主観だから」と軽視をしていたにもかかわらず、この本を読んでからは、評価の部分を最も人間らしい部分として見直すようになりました。






トリガー・フレーズ―自分にスイッチを入れる170の言葉














本田 直之
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 12668










2011年9月11日日曜日

名古屋ライフハック研究会vol.14☆まずはLTの感想!!

(9月10日(土曜)に開催された名古屋ライフハック研究会


今回は、いつもの名古屋ライフハック研究会参加記録と趣向を変えて、最初にLTの超私的感想からまとめます(あくまで私BUSHIDOUの私見ですので、内容についてのクレームや、もっと激しく褒めてほしいなどの要望、間違いの指摘は、私までご遠慮なくご連絡くださいね。)。

今回のライフハック研究会のグループワークである「本+!→変化」については、次回の記事でご紹介いたしますので、合わせてお楽しみいただければ幸いです。

※今回のLTの一部は、USTREAMでも配信されており、アーカイブでもご覧いただくことが可能です。
http://www.ustream.tv/user/nagohack

①nijinochichiさん
nijinochichiさんのLTテーマ「子育てハックス」では、感動的な名言と共に、子育てを通してnijinochichiさんが体感されたこと、感じたことがしみじみと伝わってきました。私の両親の世代(団塊世代)は、立会出産はもちろん、育児参加を積極的にしている父親は非常にめずらしく、父子のコミュニケーションがスムーズという家庭もあまり多くない気がしています。一方で、現在40代のnijinochichiさんは、根っからの子煩悩さが行動にしっかり現れていて、感動しました。あっという間に成長していく子どもを育てることを「期間限定の楽しみ」ととらえられ、赤ちゃんをお風呂に入れたり、父子だけでの旅行を試みたり、お子さんに真の学びを与えようと「体験」させることに重点を置かれるなど、その背景に様々な思いやりや熱意が伝わってきました。最近でこそイクメンなどと言って雑誌でも育児をする男性を応援する雰囲気が出てきましたが、nijinochichiさんのように、心から子どもさんと関わり、夫婦で育児の苦労も共にされていて、思うようにはいかない育児の大変さを知りつくされている方の語りを実際に聞いてみると、
雑誌のイクメン特集を読むだけでは絶対に得られない偉大な「父像」に出会うことができました。

②seven777さん





(手の出演=nijinochichiさん(笑)。sevenさんのお土産、本当に美味しかった!)

私も、超お役立ちアイテムだと思っている「クリアホルダー」を使った情報管理の方法を提案して下さったSevenさん。今回もライフハックの受付付近で、みなさんを温かくお出迎えしてくださいました。今回もとっておきの石川県の地元の銘菓をお持ちくださって、皮のもちもち感とあんこの優しさにおもわず「もう一個食べたいな」と思ってしまいました。お取り寄せ可能ならしたいくらいです。私がこれまでの人生で食べた銘菓の和菓子の中でも、ダントツトップ3に入る程のおいしさでした。sevenさん、いつも本当にありがとうございます!!
さて、デジタルツールを華麗にを使いこなされているsevenさんも、書類管理にアナログ文具であるクリアホルダーをうまく活用しされているそうです。LTは題して「パーソナルファイリングのすすめ」。管理された書類は、最終的には「捨てるもの」、「スキャンするもの」、「残すもの」に分けられ、情報管理がすっきりできるところがポイントです。私の場合、職場では、例え1枚ものの書類でも必ずクリアフォルダに入れています。事務所内で「別の書類にまぎれた」「お茶をこぼした」というようなトラブルを防ぐためです。書類に付箋を貼った際に、クリアフォルダに入れておけば、「はがれてしまう」といったこともありませんし、回覧するときには本当に便利。クリアファイルはsevenさんがおっしゃる通り、安い、丈夫、何度でも使えるというメリットがあります。工夫次第で飛躍的に作業効率があがることもありますので、sevenさんご紹介の情報管理法と合わせて、クリアファイル活用法をもっと探求してみようと思うようになりました。

③kosstyleさん
著名ブロガーであり、マインドマップアドバイザーのコウスケさんの今回のLTでは、コウスケさんが実際に描かれたマインドマップをスライドで何枚も見ることができるなど、ビジュアル的な刺激が多く、非常に見ごたえがありました。マインドマップで日記を描いてみよう、パートナーと一緒にマインドマップを描いてみようという提案など、マインドマップ活用の応用やその効果について具体的にお話しいただくことができました。
やはり実際に実行されている方のお話の説得力は全然違います。コウスケさんが今までに描かれたマインドマップの数は、数え切れないほどだと思いますが、それだけの時間と労力を費やされた結果、実感されたことや気づいたことを盛り込んで、実際の絵を使って効果的にお話しされていたのが印象的でした。1万時間の法則という言葉がありますが、何かに取り組んで、ある一定の時間を超えた人とそうでない人では、言葉にみなぎる自信や説得力が全く違うということが実感できる、すばらしいプレゼンでした。私も「実行の人」であるよう、常に自分が勉強していることの積み重ねを怠らないようにしたいと思いました。kosstyleさんは、ライフハック研究会のほかにも、マインドマップを始め、素敵な仲間の方々と面白い勉強会を開催されていますので、是非、コウスケさんのツイッターをフォローして情報チェックをしてみてくださいね。


④tama2さん








(本物のキンドルを見たのは初めて!軽くて薄いのにびっくり。)

以前から気になっていた電子書籍媒体Kindle、その使い勝手の良さを、海外在住経験もあるtama2さんが指南して下さいました。なんといってもLTに使われていたソフトが斬新で、(「Prezi(http://prezi.com/)」というものだそうです)。画面上にダイナミックな動きがあって、見ているだけでも楽しむことができました。私のこれまでの電子書籍のイメージは、「目が悪くなりそう」「書き込みできない」「すぐに開けない」など、なかなかプラスのイメージを抱くことができませんでした。しかし、電子辞書が搭載されていて、洋書を日本語の本と同じくらいに読むことができ、電源が入っていなくても読める機能もあるなど、メリットを沢山教えていただいたので、「電子書籍買ってみようかな」と心が揺らぎました。しかも、実際のキンドルを各テーブルに回して下さり、手に取ってみることができてその軽さと薄さにびっくり!iPadと同じ大きさを想像していたので、余計に驚きました。私のように、イメージしかしらないぐらいの人も世の中にはたくさんいると思いますので、現物を見せるという効果は、プレゼンにとって非常に重要だなと改めて気づかされました。商品やサービスの開発の際のプレゼンは、「実物サンプルを見せる」「実際にやって見せる」は鉄則だな、と思いました。

⑤shinrinさん






(shinrinさんセレクトの美しい名言の数々がスライドで紹介されました。)

全国のshinrinLOVEの女性、奥様方、お待たせいたしました!今回のshinrinさんのLTからは、言葉を大切にされるshinrinさんのロマンチストな面が随所から伝わってきました。一日の始まりを「心にぐっとくる名言」を読んで始めよう、というさわやかな提言、さすがはテニスボーイです!青春という名のゼッケンをそのまま付けて毎日激務の中を駆け抜けていらっしゃるshinrinさんの元気の源は、先人たちの美しい言葉の数々でもあったのですね。(もちろん、「全国からの黄色い声援」が最もshinrinさんのモチベーションアップに貢献することは火を見るよりも明らかですが(笑))。さて、私がshinrinさんのLTを聴いて、一番のポイントだと思ったのは、「朝、名言に接する」ということ。いままでの私は、何か困難にぶち当った時にだけ、名言集や哲学書の抜粋本など手に取り、自分を励ますということをしてきました。しかし、毎朝何か元気になれる言葉を見て自分を奮い立たせれば、元気が3倍ぐらいになりそうな気がしてきました。朝ごはんを食べるように名言を朝から吸収してみよう、そんな気にさせられる、斬新な提案でした。shinrinさんがご紹介してくださった名言の数々は、美しい言葉が使われているものばかりでした。「美しい言葉」は心を磨いてくれるので、一日一度はそのような言葉に接するということも自分を高める糧になると思いました。

⑥kakobonさん
今年、あの、ぐるぐるマインドマップワークショップが2周年を迎えられるKakobonさんのLTは、伝えたいポイントが一つに絞られていて、エッジが効いていました。過去のライフハック研究会からの学びを復習でき、言語化の重要性にも気づくことができ、kei_designさんのイラストとのコラボも楽しめるという、一石三鳥以上の効果がありました。kakobonさん独特のテンポが、聴衆を不思議ワールドへといざない、ゆるい感じの中でも「言語化するとやりたいことは実現する」という核心のテーマが鋭く心に刺さったのは、名人芸としかいいようがありません。過去のライフハックに参加して学んだことはちゃんと反芻しないと忘れがちですが、さすがスタッフのkakobonさん、振り返ることの重要性までもさりげなく伝えてくださいました。名古屋ライフハック研究会は本当に学びが多く、毎回頭がオーバーヒートするほどで情報整理をするだけでも大変なのですが、1回ごとに1学びでも、「復習」をして、「実践」することで、自分の生活を一変させることもできるのだなあ、と感じ入りました。ところで、kakobonさんのぐるぐるマインドマップワークショップは、私がマインドマップを初めて教わった場所です。最初に参加した時に、マインドマップのコツや効果を一気に吸収することができ、今では気が向いたときに自由に描けるようになりました。まだ参加したことがない方は、是非一度参加してみてください。

⑦k_mountainbookさん






(付箋を使ったToDoリスト、期限ごとに分ける工夫がされています。)

ブログでもおなじみなように、最近自炊男子を始められ、ダイエットにも大成功されているいっぽさん。一瞬「市川海老蔵」氏がライフハックに登場されたのかと思うほど、端正にやせられていました。アイロンがけ、靴磨き、シャツやジーンズなどに数々のこだわりを持たれ、タスク管理やスキルアップを怠らず、オーディオブックやストーリーのある人生指南本にも詳しいという、勉強会のコンシュルジェ的存在です。毎回彦根からわざわざ名古屋に出向かれている程エネルギッシュな方で、LTのテンポも関西的なのりもグルーブ感たっぷりです。今回のLTのテーマは、転記なしでGTDを回していくことができる、手帳術にも応用できるタスク管理「GTD+R」でした。Rは、多くのライフハッカーが愛用しているRHODIAというメモ帳です。ゲーム感覚でタスク管理できるので、タスクに埋もれている人は、とにかくいっぽさんの方法をまず真似をしてみることをおすすめします。To Doリストは付箋を使って、「TODAY」「WEEK」「MONTH」「SOMEDAY」「HOLD(誰かに任せる仕事やボールが返ってくるのを待っている仕事)」に分けるのですが、付箋を使っているので、転記の必要がなく、移動が簡単にできるのです。期限ごとに分けることによって、長蛇のリストを眺める苦痛からも解放され、TODAYの仕事に集中でき、HOLDにカテゴライズされているタスクは、アラートをするタイミングで移動させるなど、使い勝手の良さには目を見張らされました。オリジナルな工夫が出来ると、仕事の効率はびっくりするほどアップすると思います。

⑧hanagumatakeshiさん





(可愛いわんちゃんの胸キュンイラストでほっこり。ノートはうちわ代わりにもなる!!(笑))

hanagumatakeshiさんのLTのテーマは「金銭出納帳式ノート術」でした。B5の綴じノートを用い、出納帳のように縦に2本の線を入れ、日付とキーワードを記入して、時系列の記録を取るというものです。「余白を無駄にしないアナログメモの取り方」を模索されている方は、是非参考にされてみてください。とてもシンプルなので、私も早速、英語学習のノート作成に取り入れることにしました。
LTを通して、もしhanagumaさんがTACの通信講座のDVD講師だったら、全シリーズを買ってしまいそうな程の安定感と信頼感の持ち主だと感じました(註:TACのDVD講師は、トップクラスの先生しかなれません)。経済感覚も非常に鋭く、シモジマのノートの価格まで調べつくしてある(笑)独自の市場調査能力は、マーケターやコンサルタント的視点を持っておられるからこそです。発表の語り口もスマートで洗練されていて、たち振る舞いもとてもエレガントでした。hanagumatakeshiさんのLTの一番のポイントは、起承転結の流れです。「転」の部分に独自の面白さを取り入れ、フレームワーク・構成的にも大成功していました。最初に笑いを持ってくる手法はよくありますが、hanagumaさんのように最初は真面目な発表だと思わせておいて、突然面白いことを盛り込む方が聴衆へのインパクトはマックスになると思いました。一見さりげなく解説されているように思えるのに、情報がすごくよく整理されて見せ場が作ってあり、知的さの中にもコミカルさが随所に光っていました。hanagumaさんのLTは、どのような業界でも通用する、最もお手本とすべきLTだと思いました。

⑨ochikunさん







(ochikunさんの本棚の実物写真を見ることができた参加者は本当にラッキーでした!)

今回、ochikunさんのLTでは、とっておきの本棚論のお話を聴くことがきました。スライドでは、実際のochikunさんのプライベートでの本棚の使用法の写真を見ることができ、感激しました。イキクッカという、スウェーデンの家具職人さんが生み出された組み立て式本棚は、連結させて机を作ったり、子ども部屋用にも成長に合わせて自由自在にカスタマイズが可能で、木材も美しく、作りのシンプルさにも目を奪われました。自分のライフスタイルや人生の転機に合わせて「カスタマイズ」できる商品へのニーズは、電子ガジェットだけでなく、今後ますます広がってくると思います。そんな商品を早くも家具に取り入れられているのは、先読み力抜群のochikunさんならではだと思いました。
さて、今回は、ガンダムだけでなく、芸能界にも明るいochikunさんの一面が垣間見られました(笑)。例えば、「時代の移り変わりに伴い構成員の変化も必要だ」という内容を、モーニング娘のメンバー変遷に例えられた下りでは、現在ではAKBや少女時代KARAなどもひそかに応援しているのではないか思われるほど、生き生きされていたのが印象的でした(あくまで私の妄想です)。次にお会いする際には、是非ともインタビューしてみたいと思います。
(ochikunさんの皆さんへのお土産、抹茶チョコを挟んだラングドシャ、ありがとうございました!今京都のお土産で女性に一番人気です。先日私の職場のスイーツに詳しい後輩が京都の人気土産でラングドシャを挙げていました。中のチョコレート部分が抹茶というところがミソです!)

⑩JellyMiXさん
(実際のアナログ記録。毎日しっかり続いています。何のために体を鍛えているのかは依然謎のままです(笑)。)

Jellyさんは一瞬ポップコーン売りのお兄さんかと思われるようなアメリカンなファッションで登場(笑)。伊勢神宮の朔日餅を毎月必ず並んでゲットされるなど、律義でいつもすごく元気な方なのですが、今回のLTでは、その元気の秘訣も伺うことが出来ました。Jellyさんは毎日ジョギングや腹筋などの体力作りに取り組まれているのですが、その継続は決してたやすいものではありません。普通は、ちょっと疲れた日は「まあいいか」となってしまいがちですし、やること自体を忘れてしまう日もあります。そんな中、継続したい行動のハードルを低く設定し、アナログとデジタルの記録を併用することによって、継続のモチベーションを保たれているJellyさんの体験談そのものが、我々にとってのモチベーションアップになりました。私も英語学習を毎日続けているのですが、確かに毎日記録しておくと、「やらなかった日」の空欄が気持ち悪くなりますし、まずは3ケ月毎日25分だけ、というようにハードルを低く設定しておいたら、あっという間に習慣化しました。何かを習慣化したい場合は、意志だけではどうにもならないので、プチ成功体験を地道に積み上げられる仕組みを作るのが最も効果的だと思います。さて、Jellyさんの次回LTテーマは、「継続ハックス」。習慣化のその先が聞けるそうですので、お楽しみに!!


以上、超私的見解に基づく、名古屋ライフハック研究会vol.14参加の皆さんのLTのご紹介でした!
次回は、グループワークについての感想をまとめます。