2010年1月31日日曜日

グロービス経営大学院の1日講座「クリティカルシンキング」に行ってきたよ

最近、「思考法」を集中して学んでいます。

何かを勉強する時は、一時的にその分野に集中しておくと、定着が早いと思います。

先週のシティカレッジに続いて、今日は、グロービス経営大学院名古屋校の1日講座
「クリティカルシンキング」に参加してきました。
☆参加者と講義の形式について
講義は、土曜日の午後6時から8時までで、受講料は3000円でした。(私にとって受講料の
適正価格は重要です。市民講座や体験講座、大学の公開講座が安くてオススメ。)

参加者は約30名。うち女性は6名でした。
年齢層は学生から40代位の管理職まで幅広く、長野県からわざわざこの講座のために
来られた方もいらっしゃいました。

講師の先生の問いかけでは、「フレームワーク」の概念を既に知っていた人は約半分ぐらい。

しかし、先生曰く、フレームワークだけ使って安心している人は“フレームワークバカ”と呼ばれるそうです。
フレームワークとは、あくまでも考えの漏れがないか最後にチェックする
時に使うものであり、目的が何か分かった上で、使いこなすものである、というお話がありました。
この講座では、具体的なケーススタディ(exコンビニの売上アップについてなど)
をグループごとに話し合う形式でアイデアを発表しました。
グループによって思考モデルとそのレベルが違い、これが会社のレベルの差になると思うとぞっとしました。
☆講座の内容
クリティカルシンキングを学ぶ目的は、
「問題解決力」と「コミュニケーション力」の向上のためです。
わかりやすく言えば、
どうやったら物事がうまくいくかを考えて、周りの人に説明して同意してもらう能力を上げるためです。
よって、仕事の現場で実践するのと同時に、こういった講義に参加して、「自分の考えの欠点(癖)」
に気づいたり、様々な価値観や背景を持つ人に「うん、いいね」と言ってもらえる
プレゼン力を磨くのは、とてもいい訓練になると思いました。
職場の中だけにいては、「社内のきまりごと」に縛られたり染まってしまってしまい、
発想力、説得力が衰えます。
今後は、できるだけ社外の人とディスカッションする機会を増やしたい、と改めて思いました。
(その点でも、異業種の方が集まる勉強会への参加は有意義です。)
講師の先生が強調されていたのは、
◆アウトプットに集中すること
・正解を出すのが目的ではない。書く、話す、積極的に発言する。
・学びの大きさは、アウトプットの量に比例する。
◆お互いから学ぶこと
・自分の考え方の癖を知る
・そのために、相手を「鏡」にして自分を知る
◆何のためにやっているのかを意識すること
個人的に思ったのは、やはり理系の方と話すととても面白いです。そもそも・・・と“前提を疑う”ことや、
分析の仕方、数字の使い方、などの着眼点が非常に勉強になりました。
☆今日使用したフレームワーク
問題解決のための「原因分析→解決法」の過程です。
What→ Where→ Why→ How
Whereをできるだけ多く上げるのがポイント。いきなりWhyから考えはじめないこと。
(例:業績が下がっている、というなら、どの部分で下がっているのか、
時期や消費者等のカテゴリーを特定することをまず行うこと。)
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グロービスの「クリティカルシンキング」コースの講座で使用されているテキストはこちらだそうです。
[新版] MBAクリティカル・シンキング

2010年1月30日土曜日

iPhone クッキー情報!


先日の三省堂名古屋テルミナ店、『つながる力』イベントにて、話題となった、iPhoneクッキー

勝間和代さん、広瀬香美さんに差し入れをされた方が、

ツイッター上で「お店」の情報を教えて下さったので、気になる方は下記を是非御参考に!

「つぶやき力」って地方にある素晴らしいお店が発掘できたりするので、素晴らしいですね!

まずはiPhoneクッキーの裏側の写真を勝間さんのこのつぶやきで御覧下さい!かわいい!

また、差し入れされた方がご紹介下さった、お店のホームページURLを載せておきます。

お店のHP:http://greengables.chu.jp/
お店のブログ:http://ow.ly/11YB8 (1月28日の記事に、作っている写真が載っていますよ。)
勝間さんはこのクッキーを気に入られ、直接注文できるか確認されたそうです

全国のIT女子の注文が殺到しそうな予感!

ホワイトデーのお返しにも売れたりするんではないかと。。。
※『つながる力』のイベントの様子が、ディスカバー21干場社長さんのブログにアップされましたので、
是非会場の雰囲気も一緒に味わって見てくださいね!

思考力講座~「問い」をたてる能力他~

某大学シティカレッジ第4回目、最終日の講義を受けてきました!
受講料無料で誰でも受けられる市民講座であるのに、意外と存在を知られていないようです。
私は、この『思考法』の講座のおかげで、頭の使い方が一気に変わってきました。
「考え方のレパートリーが少なく、一般的な考察に至ることが多いな」と思ったら、
いままでの“思考法を変化させてみる時かもしれません。

さて、本日のテーマの1つ目は、「問い」を立てる力についてでした。
当たり前のことですが、問題設定の仕方によって、得られる解は違ってきます。
友人と一緒に道を歩いていても、周りの様子にほとんど無関心な人と、
「なんでココは自販機が多いの?」とか、「ここ設計ミスじゃないかな」などと、
あれこれ疑問を抱く人がいます。

まずは、漠然とした疑問を抱く感性が必要で、その先が思考力の出番です。

☆問いを立てる思考法①:漠然と抱いた疑問を細分化する=「問い」のブレイクダウン

例えば、「本屋さんが繁盛するには?」という疑問を抱いたら、

・どのような規模の本屋さんか?
・繁盛とは毎月の売上はどれくらいか?
・どのような立地の本屋さんか?
・どのジャンルの本をメインに売りたいか?
等々・・・

というように、問いをどんどん分解して行きます。
(分析用のフレームワークを用いるのも良いですがブレインストーミング的に
思いつきでどんどん出してみた方が、思わぬ問いに出会える
かもしれません。ここでは、マインドマップが役立ちそうです!)

さらに、「関連する問い」を新たに展開して、別の側面を見るようにします。

ライバル店はどのジャンルが強いか?
・繁盛しない本屋さんの特徴はなにか?等々・・・

そうやって、ひとつひとつの答えを出して行くことで、より具体的な解決方法を見いだすことができます。 さて、この思考の流れは、できるだけ早く、反射的に出きた方がよいと感じました。
なぜなら、問いの分解の段階ででノロノロとしていては、判断が遅くなってしまうからです。

☆問いを立てる思考法②:因果関係の問いは、比較で絞り込む

例えば、医療訴訟などで、手術と患者の死亡の因果関係が争われるケースなどがありますが、

専門家の判断基準は別として、
色々なことを考えるきっかけになります。

「まず患者が病気になったのは生活習慣や遺伝的要素のせいだし」
「同じように手術しても、感染症にかかる人とかからない人がいるし」
「手術が遅くなったのは患者が病院に行くのが遅かったせいでもあるし」

など、100%執刀医を攻めることは出来ない理由が沢山見つかります。

沢山の原因が複雑に関わってひとつの結果になっていることは、
すべての事象について言えることだと思います。

しかし、仕事上では、なぜ業績が悪化したのか、など、「因果関係の確定」をしなければならない場面があります。

◆因果関係を確定する三原則◆

1 原因の時間的先行 結果よりも原因が時間的に先である(当たり前のことですが)。
2 共変関係にある もし、その原因を変化させれば、必ず結果も動くという関係にあるかどうか。
(ex.オーブンの温度を変えると、焼き加減も変わる)
3 他の条件の同一性 他の要因が影響していないか
擬似(にせものの)相関関係」を見破ることが大事。

※擬似相関を見破るには、他の事例と比較するという方法があります。


共時的・・・空間的な比較(国際的、地域的、別組織等)
通時的・・・歴史的な比較(過去と現在、戦前と戦後)

また、

・結果が同じなのに、原因が違う例を見つけて比較する
・条件を変えてデータを取り比較する

ことで、原因を絞り込んで行くことが鍵となります。

因果関係の確定に不安を感じたら、別のケースを沢山ひっぱりだしてきて、
まずは比較してみる、という作業をしてみたいと思います。

◆まとめ
①漠然と感じた疑問は、明確な「問い」にして、さらにその「問い」を細分化する

②因果関係を確定するには、複数のケースを比較して絞り込むこと。

2010年1月28日木曜日

勝間和代さん&広瀬香美さんイベントに行ってきたよ!

三省堂名古屋テルミナ店の、勝間和代さん&広瀬香美さん『つながる力』イベントに行ってきました!

なんと、司会は出版社ディスカバー21の干場社長さんでした!
干場さんは、愛知県出身で、出版業界でも目利き力ナンバーワンの女性社長さんです。
ブロガーとしても、ツブヤキスト(Twitterアカウント:@hoshibay)としても人気があり、とてもざっくばらんで気さくなところが魅力的。

勝間さんや香美さんの魅力をよく理解して話を進めて下さったのが印象的でした。


開場前から、先頭から2番に並んでいたので、勝間さん(@kazuyo_k)の真正面の席に座ることができました!

2008年3月の朝日新聞名古屋支社での講演では、愛用の自転車を見せて下さったり、スポーティーで、マスキュリンな雰囲気でした。

今日のイベントでの勝間さんは、子どもの頃の目がくりくりの写真(勝間さんのある本に出てきます!探してみてね。)のまま大きくなったような、可愛らしさがありました。また、よく整理された話と、母性的な声のおかげで、とても聞いていてここちよかったです。勝間さんご自身は「早口」を気にされているようですが、私は丁度いいと思います。仕事場には、勝間さん以上に早く話す人がごまんといますから!

デフレスパイラルに警笛を発する勝間さんは、ツイッターで社会の方向性を変える可能性も見出そうとされています。2月にはデフレ関連の書籍を2冊出版されるそうなので、デフレ社会のシュミレーションや、対策について考える機会にしたいと思います。

勝間さんは、名古屋の本好き仲間にも、多くのファンがいることを喜んで下さいました!(このイベントでは正面のスクリーンに、勝間さんのPCが映し出されていたのですが、読書会仲間のつぶやきがちらほら笑)


広瀬香美さん(@kohmi)が登場されたときは、姿勢の美しさにびっくりしました!

昨日大きなコンサートをされて、エネルギーをめいっぱい使われたにも関わらず、ハツラツとして楽し気にトークを繰り広げて下さいました!“和代ちゃん”との普段のやりとりそのままに、とても素直に発言されたり、素朴な疑問をちゃんと発信したり、感受性がとても柔らかい方です。「体の不自由な方でも人とつながれる」ツイッターの素晴らしさに感動され、社会の本当の姿を知るためにも、ネガティブ発言などのノイズの存在も受け入れる、と語られる香美さんの言葉の数々に、とても感銘を受けました。

お正月にブログにアップされた振袖姿がとても印象的だったので、そのことをお伝えしたら、喜んで下さいました!歌声が最高に素晴らしく、鳥肌が立ちますので、是非まだ見ていない方は御覧下さいね☆


イベントで素敵な差し入れをされていた方がいらっしゃいました!お菓子屋さんで特注してもらったiPhone型のクッキーだそうです!勝間さんも香美さんも大喜び。これは、勝間さんにプレゼントされたものを撮影させていただきました(裏に、アップル社のロゴも笑)。1つ2000円程度で作ってもらえたそうです。とてもセンスの素敵な方ですよね。こういうプレゼントが出来る人になりたいなー!!


※この日用のハッシュタグは#d21tsunagaru
※私のこの日の実況ツイートは、@SENOBIDOUでも御覧いただけます。

携帯でのツブヤキが不慣れなので、テンポがもたついていますが、ご了承下さい!

御二人の共著、『つながる力』のレビューは、また後日アップさせていただきますね!
つながる力 ツイッターは「つながり」の何を変えるのか?

今日は、素敵なイベント、本当にありがとうございました!今後さらに良い社会になっていくよう、ツイッターで情報や善意のやりとりがもっともっと進むといいな、と思えた楽しく勉強になるイベントでした!

2010年1月26日火曜日

名古屋アウトプット勉強会1月課題本『FREE』を読んだよ

                      (↑クリックで拡大出来ます)
フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略

名古屋アウトプット勉強会の1月の課題本は、クリス・アンダーソン著『FREE』だ。

クリス氏は、米国の『WIRED(ワイアード)』誌の編集長であり、

「ロングテール」(ネット商店は、マイナー商品の扱いを増やすことで収益を上げているという現象)

という言葉を固有名詞化させた人物でもある。

日本語版にはコバヘンこと小林弘人氏(ツイッターアカウントhttp://twitter.com/kobahen

の解説が掲載されている。

『FREE』が出来るまでの経緯がわかるので、まず解説から読み始めるのもおすすめだ。

“アンダーソンは、フリーを説明するのに、行動経済学、心理学、マズローの欲求段階説
 フリーの歴史から潤沢さまで、ありとあらゆる分野のアイデアを動員する”
とあるとおり、多角的な視点で考察されているところも、読み物としての面白さにつながっている。

☆新しいビジネスモデルを考えるためのインスピレーションとなる本

予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」
行動経済学の本『予想どおりに不合理』での実験でも明かされるとおり、

「無料」は、心理学的にも、圧倒的な力を持つということがわかる。

多くの消費者の気をひき、ロックインするために、価値の高いものがFreeになり、流通する機会は

今後増えて行くだろう。消費者の立場では、便利で楽しいものをより多く自由に使えることになる。


しかし、企業側に立って考えた場合、「どこで収益を得るか」を明確にし、


変化にも適応しながら必ず収益を上げ続けるモデルでなければ、


フリーを生かしきれないと思った。

本書で取り上げられるFreeの主なビジネスモデルには次のようなものがある

【フリーミアム】

無料と有料のバージョンを両方設ける。

例えば、99%の人にとっては無料で、一部1%の人が有料版を利用することで成立するビジネスモデル。

【直接的内部相互補助】

スポーツクラブの無料体験のように、顧客が今後料金を払ってくれることを見込んでいるもの。

【三者間市場】

無料で提供することで多くの人々が利用し、そこへのアプローチのために広告主が広告料を支払う。

【贈与経済モデル】

物々交換(いらないものがなくなるすっきり感が得られる)やWikipedia

(善行をしているという満足感が得られる)のような、貨幣が介在しないビジネスモデル。

☆私が抱くフリーへの疑念

私は今まで、ビジネスモデルなど考えたこともなかったレベルなので、

経営シュミレーションについては全くの素人だが、感覚的に抱いた疑念を記しておこうと思う。

明日の読書会で、参加者の方に、この疑念を晴らしてもらえたらありがたい。

私はフリーについて、既存の業界では、もともと名声が高く、資金力のある企業が勝ち、

新規参入企業は苦戦するのではないか、という疑念を抱いた。

例えば、新興芸能プロダクションがアイドルを売りだそうと、

ユーチューブなどの動画でプロモーションを行うとする。

そのプロダクションは、人気が出たところでCMやコンサートなどで収入を得よう、と考えている。

一方で既存の大手芸能プロダクションは新しいアイドルを売り出すために、

出演料無料でCMに出すことにする。

広告主は、実績のある大手プロダクションの新人が無料でCMに出てくれるなら、

喜んで出演させるだろう。

大手芸能プロは、CMで新人の評判が広まったところで、コンサートで収入を得ようとする。

貴方が広告主なら、ジャニーズの新人が無料でCMに出てくれるvs

「you tube」で人気が出始めた新人男性アイドルに報酬を支払ってCMに出す、どちらを選ぶだろう。

この場合、新規参入会社の方は、軌道に乗るチャンスや、継続して収益を得るチャンスが得にくい

ように思うのだが。

フリーは、業界によって、期待出来る効果、コストが違うはずでもある。

安易にフリーに走る前に、リスクについても充分議論してみたくなった。

2010年1月23日土曜日

プレゼンテーションの講座に行ってきたよ!


今日は、つながれっと名古屋(公共機関)で、「プレゼンテーション講座」を、
10時から16時まで、みっちりと受講してきました。
受講料はなんと600円。研修会社の専門の講師の方が教えて下さるので、
理論的かつハイレベルな内容です。
講座の内容を簡潔にまとめると、
☆よいプレゼンテーションができる3つの方法
①準備段階で、“プレゼン後に聴衆にどうなって欲しいのか”の明確なイメージを描く
②“4つのフレームワーク”を駆使する
③“表現力”を磨く
という様に、ポイントが絞られており、これらさえ用意しておけば、
自信を持ってプレゼンテーションが出来るというものでした。
プレゼンを磨きたい方は、是非この3つの見直しをしてみて下さい
①では、聴衆が、プレゼンを聴き終わった後に“どんな気持ちになっていて、
どんな感想を話して、どんな顔になっているか”まで、徹底的にイメージして行きます。
②は、話の構成を組み立てるときに使える、4つの基本的なフレームワークです。
◆過去・現在・未来という時系列で話す・・・自己紹介向き。
具体的には、経歴、今この場に来て思うこと、今後の活動の予定、
という形で自己紹介をすると、興味を持ってもらいやすいそうです。
単に家族構成だけ述べたり、趣味や職場名だけを述べるのではなく、
時系列でストーリー仕立てにすることがポイント!
◆PREP法・・・提案、説明、面接向き
point(結論)、reason(理由)、example(具体例)、point(結論)
これは、論理的な構造の基本です。
大学では、英語の小論文はこのフレームワークで書かなければなりませんでした。
英検の小論文もこの論理構造を使えば、大丈夫です。
◆TNSF法・・・提案、指示、指導向き
title(題名:~について)、now(現状)、step(改善のための段階的方法論)、future(未来像)
この方法は、現状を改善するための提案に使うことが出来るのですが、
ポイントは2つ。
ポイント1:現状を述べるときは、否定的に話さないこと。なぜなら、現状を作り出した人
の機嫌を損ねるからです。関係者の機嫌が悪くなると、協力してもらえなくなるので、
ロジカル一辺倒でなく、人の心に配慮が必要です。
※例えば、システムをの改良提案の際は、「今使っているシステムのおかげで、相当便利になりました。しかも、今後の変化に対応するための改良を加えやすくなっています。」等、前開発者に対する敬意を込めること。後輩に指導するときも、「ここがダメだからこうしなさい」ではなく、「相当レベルアップしてきたね。次は、このようにやってみたらさらによくなると思うよ!」など、やる気を引き出すこと。
ポイント2:stepを述べるときは、なるべく小さいステップに細分化すること。急激な方法だと、反発を招きます。
※例えば、消費税がそうですよね。いきなり10%なんて、誰も受け入れません。そのために3%、5%と・・・。
◆SDS法(ニュースフラッシュ法)・・・沢山の情報を与えるとき向き
ニュース番組では、冒頭で今日のニュース一覧を見せます。その後に詳細を述べ、最後に振り返ります。
それと同様、まずS(summary)のまとめを伝え、D(detail)の詳細に入り、最後にまた、S(summary)
で、確認をします。多くの内容を記憶に留めてもらうための、構成です。
③の表現力の磨く上で気を付けたい点は、
◆視覚資料はビジュアルをうまく使う
◆話し言葉で話す(親しい人としゃべっている、という感覚で)
◆原稿はキーワードのメモのみ。見ながら思いついたことを話す。
です。
余談ですが、ちなみに、ジェスチャーは“ビジュアルハンド”という呼び方もするそうです。
手で“明確なビジュアル”を創りだすのです。
補助的ではなく、主役的に手を使ってみるのも1つの方法なんですね。
また、アメリカでは、スピーチの際に手を前で組んでいる人は「アダムの葉っぱ」(笑)、
後ろで組んで話す人は「逮捕された人」と言われ、手に表情がないスピーチは、
未熟なものとされるそうです。しかし、日本人で、手の表現が大袈裟すぎるのも、
逆に違和感がありますので、文化に適した、さりげないビジュアルハンドを工夫してみると
いいかもしれません。
※最後に、講師の先生がお勧めされていた、プレゼンテーションのバイブルをご紹介します。
『ブライアン・トレーシーの 話し方入門 ー人生を劇的に変える言葉の魔力』
ブライアン・トレーシーの 話し方入門 ー人生を劇的に変える言葉の魔力
『パワー・プレゼンテーション』ジェリー・ワイズマン (グロービス思考シリーズ)
パワー・プレゼンテーション (グロービス思考シリーズ)
『成功するプレゼンテーション』(箱田忠昭)
成功するプレゼンテーション

2010年1月22日金曜日

「複眼思考」講座~シティカレッジで学ぶ~

(両義図形の例:1つの形が複数の見え方をする図。縦向きにすると・・・)
先週に引き続き、今日も某大学の「思考力を鍛える」講座に行ってきました。

このシティカレッジでは、無料で思考力のトレーニング講座が1時間半×4コマ受けられます(今回が第3回目です。)。
今日のテーマは「複眼思考」。

よく、多角的にものごとを見よう、と言われますが、なぜでしょうか。

それは、1つの見方だけに囚われてしまうことによって、

間違った行動を取ってしまう危険性があるからです。

例えば、冤罪や無用の争いです。

それだけデマを信じることや、思い込みをすることは危険なことなのです。

残念ながら、思い込みから逃れられる人はいません。

しかし、自分が“思い込みをしている”ことに気付くことは可能です。

私は、「自分が思い込みをしているかも」と立ち止まって考えられることは、知性の1つだと思います。

愚かな行動や発言をしないためにも、「複眼思考」は意識をして訓練する必要があります。

「複眼思考」を鍛える上で大きなポイントとなるのが

「自分の先入観を相対化する」こと。

「相対」の反意語は「絶対」です。つまり、自分の所見を唯一絶対的なものとみなさないことが大事
絶対だと思えば、それ以外の考え方を排除することになり、極めて狭い考え方に陥ってしまいます。

冒頭の両義図形は、一つの形が、複数の見え方をすることを教えてくれています。

そして、そのどちらが正しいか、と問われたとき、どちらも正しいと言えます。

何かについて、ひとつの考えしか思い浮かばなくなったら、その考え方をまずは批判的(クリティカル)

に捉えて、別の見方をしてみましょう。それだけでも思い込みから脱するきっかけになるのです。

さて、権威ある著作や、TVの報道番組等にも、思い込みによって作られたものはあります。

複眼思考の訓練には、そういった、「いかにも正しそうなもの」を使って、

あれこれ違う考え方をしてみたり、

間違ったデータの使われ方がされていないかをチェックするのもいいと思います。

特にデータを見るときは、データ自体のチェックと、その解釈が正しいかどうかを吟味する必要があります。
例えば、

◆データの取り方に偏りがないか(例えば、首都圏だけのりサーチかもしれない)。

◆パーセンテージの分母はいくつか。(同じ80%でも、5人中4人かもしれないし、1億中8000万の場合もある。)
◆グラフを比較するときは、グラフの横軸、縦軸は同じものを使っているか。

地道に頭を使う訓練ですが、

公式の場での発言や、自分がいい年齢になって若い人達に話をする時に、

自分の思考が未熟のままだと、信用を失うことになりかねないので

堂々と責任を持って発言するためにも、

複眼思考やクリティカルシンキングは鍛え続けたいものです。

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※私が、クリティカルシンキングのために活用している本についてのエントリーです↓
判断力を磨くために読む本2冊

※このシティカレッジの前回分「思考力」を鍛える読書法講座のエントリーです↓

「思考力」を養う読書法の講座に行ってきた~その1~
「思考力」を養う読書法の講座に行ってきた~その2~
「思考力」を養う読書法の講座に行ってきた~その3~

2010年1月20日水曜日

COURRiER Japon(クーリエ・ジャポン)FEBRUARY 2010

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2010年 02月号 [雑誌]


この号を見て、思わず表紙をこすったり、電灯の下にかざしてみたのは、私だけではないだろう。

何のことだか分からない人は、『COURRiER Japon (クーリエ・ジャポン)』

2月号を見て欲しい。印刷技術ひとつとっても、こだわりが感じられる、遊び心のある国際情報誌だ。


2月号の特集は次の、ITライフ。”


私は基本的にアナログ人間である。しかし、社会が向かう方向すら変えてしまうモバイルIT(iPhone、

キンドル等)や、ネット上のサービス(Twitter、フールー等)には目が離せない。

特に毎月最低10冊は書籍を購入している私にとって、

まず知りたいのは、アマゾンの電子ブック「キンドル」が、アメリカでどう受け入れられているかだ。




(米国Amazonホームページより:電子ブック「Kindle(キンドル)」)


本誌に掲載されている『ニューヨーク・タイムズ』の記事によれば、

“…端末の使い勝手が良いため、以前よりも読書をするようになったと語る電子書籍愛好者は少なくない。”(p34)


とある。確かに電子ブックを手に入れれば、中身を増やしたくなるのが本好きというものだ。

例えば、友達とカフェなどで会っている時、その場で複数の本を紹介し合える。

画面で文体や字面の確認させてもらって、続きを読みたい、と思ったら、

その場で購入する、というシーンも生まれるだろう。

キンドルは、どこに居ても好きな時に書籍をダウンロードできるのが特徴だと思っていた。

しかし、同記事には

“彼女が暮らす町では、キンドルの無線接続を利用することは出来ないが、PCに接続すればオンラインで電子書籍を買える。”(p35)


という記述がある。

PCに繋がなければ本を購入出来ない地域に住む場合には、便利さは半減すると思うがどうか。

さて、電子ブックにも音楽や映画のように、海賊版が作られる懸念がつきまとう。

同記事によれば、アマゾンのシステムには実際に抜け穴があるそうで、

仲間の1人が買った書籍を無料でダウンロードし合っている人達がいるらしい。

彼らは、本の貸し借りをしているという感覚のようだ。

私はふと、家族内での本のやりとりのことを思い浮かべた。

私は中高生の頃、親の本棚にあった文学全集や、ラックに入っている英字新聞などを

自然に読むようになったという経験がある。

もし父親が電子ブックを通勤に持ち歩いてしまったら、その中にダウンロードされている

書物や新聞は、家族が読むことはできないのだろうか。自分では買わないような難解な本を読む、

という機会が減ると、情報が偏ってしまう気もする。せめて家族間では、電子書籍を共有で

きることが望ましい。

『クーリエ・ジャポン』には、家族で話題にしたい記事も多い。今月号で一番面白く、ためになったのは、

“「IQの高いバカ」にサヨナラ!?本当の思考力は「RQ」で測られる 

というタイトルの、イギリスの科学雑誌『ニュー・サイエンティスト』からの記事だ。

IQ、EQ(心の知能指数)と来て、ここでは「RQ」(合理性指数)という指数が取り上げられている。

学校の成績が良いなど、IQが高いからといって、仕事の場で卓越した分析や判断出来るとは

限らないのだ。この記事は、IQは両方とも高い新旧アメリカ大統領(旧=ブッシュ・新=オバマ)

を比較して皮肉っている。RQは、合理的判断をすべき場面で合理的判断が出来る力を示す。

RQの低い人が組織の上に立つと大変だ、という教訓を得たところで、

はて、と思う。自分には合理的思考能力が備わっているだろうか。

科学雑誌の記事らしく、思考力テストまで付いているので、早速やってみた。

Q1 バットとボールの値段は合わせて110円。バットの値段はボールよりも100円高い。ボールの値段はいくら?

(私はまんまと罠にかかってしまい、不正解であった。)

正解は、『クーリエ・ジャポン』2月号をチェック(笑)!

また、記事の末尾には、“愚かな判断をしないための6カ条”(p101)がまとめられている。

本誌には具体例を用いてわかりやすく説明されているので、参照されたい。

☆愚かな判断をしないための6カ条

■雑念を取り除く

■言葉にとらわれない

■感情に左右されない

■事実を根拠に考える

■長期的な影響について注意深く考える

■誰にでも思いつく解決法以外の解決法を考えてみる

この6箇条を折にふれて見て、自分の脳が何に惑わされやすいかを客観的に観察し、

合理的判断を導くプロセスを身につけたいと思った。


ところで、アメリカ大統領といえば、本誌には、オバマ大統領とミシェル夫人が語る

「結婚生活の危機」についての記事が掲載されている。ハラハラせずには読み進められない。

そして、思った。ミシェル夫人はオバマ同様、RQが非常に高い人なのではないか。

なぜなら、インタビューに答えるミシェルの言葉には結婚生活における合理的なヒント

が凝縮されているのだ。

“「もし私たちの結婚生活の浮き沈みの経験から、若いカップルが、結婚生活には努力が必要だと悟ってくれたら嬉しいわね」”(p98)

“「どんなカップルも、結婚生活全体を通じて見るべきよ。そしてそれは、単に4年や8年という期間ではないわ」”(p99)

熟慮が出来る人と一緒なら、困難があっても乗り越えられるだろう。

結婚相手も、RQの高い人を選んだ方がいい。

…と相手に求めるばかりではなく(笑)、私も『クーリエ・ジャポン』を読んで、世界を俯瞰できるような

柔軟な思考能力を持つ人間をめざしたいものだ。

(※本誌は、レビュープラス様より、献本いただきました。いつもありがとうございます!)

2010年1月17日日曜日

幻の大福!岐阜養老軒の「ふるーつ大福」

岐阜の“養老軒”のフルーツ大福、ご存知ですか?
私の実家の母が、岐阜のふれあい会館の販売所に行っても、
午前中で既に売り切れてしまっているそうです。
地元民にとっても幻の大福が、今、名古屋駅の近鉄パッセ内で
期間限定販売(19日まで)されているという情報を得て、早速買いに行ってみました!

女子大生グループなどの行列が出来ており、名古屋でも大人気。いちご大福も販売しています。


パッケージもかわいくて、大福1つ1つにイメージキャラクターの小福ちゃんのカード入り。小福ちゃんがウインクしていたら、ふるーつ大福を1個もらえます。
大きなふわふわの大福。ふるーつ大福には、バナナ、栗、小豆、いちごがごろごろ入っており、クリームの甘さも控えめ。ボリュームはあるし、大好きなものばかり入っているし、もちはふわふわでやわらかすぎるし、夢のような味です。いちご大福の方も餡とクリームがちょうどいいバランスで、とにかく大きくて和洋折衷具合が最高!

この大福より美味しい大福を今まで食べたことがないので、甘味マニアの方、機会があれば是非召し上がってみて下さい。
お店のHPのURL:http://www.yoroken.com/

2010年1月16日土曜日

「思考力」を養う読書法の講座に行ってきた~その3~


◆「読書を深めるための読解力」を聞いて考えたこと

この講義を通して、「知る」ことと「考える」ことの明確な区別がはっきりと分かりました。

そして、「知る」ことも、決して疎かにすることはできないのです。なぜなら、

知識がある程度ないと、物事は理解できない。
理解出来ないと、考えることができない。

からです。

本を読みながら、知力を理解力にまで高めるステップが「読解力」です。

つまり、読書を深めるには、あえて、わかったつもりになっているようなことを

もっとよくわかるように努めるプロセスが大切になります。

中途半端に知識があると、「ああ、知ってる知ってる」で流し読みしてしまうこともあるでしょう。

そこであえて、字間をうめる作業をするのです。

例えば、

「アイロンをかけたので、シャツがキレイだった。」

という文には、矛盾は特にありません。

しかし、もっと説明を加えるとするなら、

“アイロンという、熱によりシワを伸ばす機械を、洗濯したシャツのシワに押し付けて伸ばしたので、
生地がシャキッとして美しくなったのだ”

という感じになります。

実際は、一見常識的に理解できる文章について、ここまでしたくないでしょう。

しかし、アイロンが下手な人がかけると、かえって変なシワができてしまうこともあるし、

シャツの生地がアイロン禁止の繊維の場合は、溶けたり、縮んでしまいます。

この例は、単純な話ですが、仕事や行政などの問題を抱えた内容の文章では、

「そうとはいえないんじゃないか」「そもそもアイロンって何だ」くらいに読んでいかないと、

読みが深まる=よりわかる状態には進めないのです。

読解力や思考力は、漫然と本を読んでいるだけでは鍛えられず、

意識して努力しないと身につかない ものだと思いました。


最後に人間が考える目的は、よく生きるためだと思います

社会環境を整え、皆が気分良くすごしている世界で、

皆が自分なりの幸せを選べる生き方を模索するためだと思います。

反社会的な「考え」や、他人に迷惑をかけて誰かだけが得するための「考え」が

知らぬ間に蔓延しないためにも、私たちは「良く生きるための考え方」を

鍛えて、阻止する必要があります。


さて、私たちは、読書以外の活字メディアによっても、「知る」ことと「考える」ことができます。

ツイッターは知るとして活用することができるし、ブログを書くことは考える時間にもなります

それらを漫然と行うのでなく、皆がハッピーになるための問いを立ててみたり、アイデアを生む媒体

にもできるのだと感じました。

今後は、「知→理解→思考」のプロセスをより大切にしたいと思える講座でした。

「思考力」を養う読書法の講座に行ってきた~その2~


◆「『思考力』を養う読書の取り組み方」を聞いて考えたこと
思考力を鍛えるのに有効な方法の1つに、読書があります。

本を読むには、時間がかかります。

文章を読みながら、自分が今まで持っていた情報・知識を総動員して、

「わかりたい!」と藻掻く、格闘の時間です。

文学であっても、イメージや経験を脳内に総動員して、場面や心情を理解しようと努めます。

評論やビジネス書であれば、作者の考え方のプロセスに矛盾がないかをたどる過程があります。

この「格闘」こそが、脳を鍛えるのです。

しかし、それだけではだめで、そこに自分はどう思うか、

どう考えるかという「思考」がないと、依存脳の人になります

依存脳になりたい場合はいいのです。

しかし、依存しすぎて、「あの本に書いてあるとおりにしたのに幸せになれなかった」

などという人達(※昨今のカツマーvsカヤマー対談参照)は、
「自分にとっての幸せとはなにか」「この方法は自分に適しているか」「これなら出来そうだ」

「他にももっといい方法がある」「個人の努力もある程度重要だが、政策で変えられる部分もあるかも」

というようにいろいろ考えを巡らせながら本を読むことも大切だと思いました。

考えながら読まないと、同じ本でも、「毒」か「ただの紙切れ」になってしまうこともあると思います。

私が普段心がけているのは、本を読んでいて、経験上納得の行かないこと、

意味が理解出来ない部分、論理に矛盾を感じるというような文章に遭遇したら、

「調べる」「人に話して意見交換する」「自分の考えに矛盾がないか確かめる」

というようなことをしています。

本は文章が長いので、一文一句しているわけではありません。

さらーっと流して思考停止している時もあります。

しかし、ひっかかった所とちゃんと向き合うのは、色んな考え方があるんだなあ、

と思いながら、その考え方を理解したいがためです。

世の中には、自分の考えがあり、他人のいろんな考えがあります。

創造や問題解決に一番最適なのはどれか考察してみる=複眼思考を広げると、

判断や生き方の選択肢が増えて、自由度が増すと思います。

「思考力」を養う読書法の講座に行ってきた~その1~

(大学の雰囲気っていいですね。社会人向けの様々な講座は、低価だったり、無料だったりします。是非、学びの場として活用されてみては。)

某大学のシティカレッジで、面白そうな講座があったので、行ってきました。
全4回でなんと受講料無料

第2回は、クリティカルシンキング(批評的ものの考え方)を鍛えるための読書法を学びました。

・「知る」ことと「考える」ことの違い
・「思考力」を養う読書の取り組み方
・読書を深めるための読解力

というステップで、「考えない」読書と「考える」読書の違いがわかるようになっていました。

言うまでもなく、本に書いてあることを鵜呑みにする=自分の思考が停止することなので、
何でも鵜呑みにしてしまう人は、洗脳されやすい、自分で問題解決ができない
どこに問題があるかが分からない、騙されやすい、新しいものを生み出せない…等々、
社会で生きる力が弱く、コントロールされるのに甘んじる人間になってしまう可能性があります。
自分の頭で考えるのがなぜ大事かというと、自分を守るためであり、
付加価値を生み出すためだと思います。
◆「知る」ことと「考える」ことの違い
高校までの勉強は、「知る」ことに重点がおかれるため、
教科書に書いてあることを疑うことはほとんどありませんでした。
しかし、かつて教科書に記載されていた足利尊氏像が、実は尊氏ではないという説が現れたり、
常識として埋め込まれた義務教育、高等教育で「正解」とされていたことは、
実は正解でないことも沢山あるでしょう。
「教科書を疑う力」を問われたことなどなかったわけですが、
実社会では、人の言う事、文章に書いてあること、はどんなに権威のあるものでも、公的なものでも
「本当にそうか」「ちょっとまてよ」「裏があるのでは」「原因は一つではない」などと、
まずは、心の中でつっこみを入れる力を鍛え続けないと、
「他人の言葉に依存」して生きて行くこと(=無責任な生き方)になります。
考える力をつけるには、まず、「正しい答えなどない、答えはいくつもある」
という気持ちになることが重要だと思いました。

純粋さと情熱

新春の玄関に、花を飾りました。純粋な気持ちを表す白と、炎のように情熱的なアマリリスの姿がコントラストとなるように、高さを持ったブーケにしてみました。


横から見ると、左の方のスプレーバラの細かさが雪のようで儚い感じです。可憐な花には、繊細さが宿ります。


【レッスンで使ったお花】
アマリリス:ジャンブルスター
カーネーション(中央がクリーム色):エールホワイト
スプレーバラ:クイット
ラナンキュラス
スカビオサ
トルコキキョウ:グリーン
マトリオスカ:ブロッコリー(カーネーションの仲間)
【葉物】
コアラファン(もしゃもしゃの緑)
オマロメナルーベンス
カラテア
今年は、このブーケのように純粋な気持ちと、情熱的なエネルギーに満ちた年にしたいな、と思います。

2010年1月14日木曜日

『インドのことはインド人に聞け!』中島岳志著

(↑クリックで拡大出来ます。)
※『インドのことはインド人に聞け!』(中島岳志著・講談社のエッセンスをマインドマップに
まとめてみました。まるでパロディを描いている様な気がしました。伝統的なイメージのインド
とは、かなりかけ離れているからです。
衛星から見たインド。教科書で習ったインドから、よりリアルなインドに近づいてみましょう。


インドの国旗(いままであまり目にしてこなかった人も多いはず。)
本書は、一貫して、「現代インド人のメンタリティ」にスポットを当てています。
住居の定め方、食事、結婚、宗教、映画など、人々の生活から切り離せない、
身近な分野に触れながら、インド人の考え方が合理的、西洋的になってきて
いることを示唆しています。

インドと言えば、カースト制度やヒンドゥー教など、深く根付いた規範があり、そう
いった風習の中で柔軟に生きるのは難しいと考えていました。

ところが、現在、インド人は、日本人のように、伝統にとらわれない、新しい
ライフスタイルを生き始めているのです。

それがわかるのが、本書です。現代的なライフスタイルの中にあって、インド人の
心はどう変化していっているのか、が最大の注目点でした。

私は、「人の心」が政治や経済、つまり国を動かすと考えています。

インド人の心 の変化を知ることは、インド国家の行方を知る上で、最も重要な手がかり
となるでしょう。特にインド経済に関わりのある人には、必読の書です。
また、現代インド人を観察しながら、同様の変化をしている現代日本人のメンタリティ
の変化を客観的に問い直すことができる本でもあります。


インドのことはインド人に聞け! (COURRiER BOOKS)


『インドのことはインド人に聞け!』(中島岳志著)

☆インドはもはや幻想的な都市ではない
『インドのことはインド人に聞け!』(中島岳志著)は、インドで国内の読者に向けて書かれた
地元雑誌や地元紙の記事を元に、リアルな現代インド人の日常をレポート・解説しています。
本書を手にとると、 「インドに行くと人生観が変わるよ」、なんていうバックパッカーの紋切り型
のセリフも、そのうち聞けなくなってしまいそうな気がしました。

それは、“現代的な生活様式”が拡大しつつあるからです。

現在、経済力をつけたインド人の中間層は、経済的な豊かさだけでなく、文化的、
精神的豊かさを求め始めているのだそうです。

精神的豊かさの一つが「自由」

私が本書の中で最も衝撃を受けたのは、都市部に住むインド人の「結婚観」です。

意外だったのは、例えば以下のような事実です。

◆インドの都市部の若者のほとんどが、出会い系サイトで婚活をしている

◆しかも、日本人よりも堂々と「ネット婚です!」と言えてしまう

◆インドの男女の79%が30代を結婚適齢期として考えている(2007年調査)

かつては最も伝統に縛られて来たであろう「結婚」ですが、今では、相手探しの主導権は、
親から、本人へとシフトしていることが分かります。そして、文化的制約から自由になり、
「個人の選択」ができる場面が広がりつつあると言えます。

また、結婚は、同じ「カースト」間でなくてはいけない、というルールが守られているのだと
思っていましたが、“ほぼ同等ならよい”という様に、柔軟になってきているということです。

「カースト」は、「ジャーティ」と言われる職能集団のことを差すのですが、昔にはなかった
IT系の職業等の登場で、カーストと職能集団が一致しなくなって来ていることも背景に
あるようです。

社会がフラット化し、結婚や職業の選択が自由になることは、人々の幸せにつながるでしょう。
一方で、かつてのジャーティのコミュニティが薄れ、共同体意識が芽生えにくくなっているはずです。
日本と同じように、個人がバラバラになり、核家族化する中で、価値観が多様化し、逆に孤独や
不安を抱え込む人々が増えて行くのではないでしょうか。

本書によれば、最近のインドでは、“スピリチュアルブーム”まであるそうです。精神的な拠り所を
伝統的な宗教であるヒンドゥー教のみに見い出せない程、心に変化がおきているのでしょうか。

☆なぜインドでスピリチュアルブームが起きるのか

私は、インドの人々は、大地や伝統的な文化に癒されながら、
スローライフを生きているように思っていましたが、現実は違うようです。
現代インド人も受験や仕事のプレッシャーで、心の平安が得られにくい社会に生きているのです。

日本も外から見れば、「神社仏閣」や「日本庭園」があり、経済的に恵まれて、極めて衛生的で、
癒しの空間に満ちた国と思われているかもしれません。しかし、個々人は日々ストレスや不安を
抱え、スピリチュアル的な番組や、グッズが流行ったりしています。

同様に、インドの人々も、習慣的な宗教のほかにも、霊的な世界に救いを求めていることを知り
ました例えば、本書で紹介されている、「インディア・トゥデイ」の記事にはかなりのショックを受
けました。

「インドのシリコン・バレー」と呼ばれるバンガロールに住む、IT業界のビジネスマンについての話です。
“…確かに金銭面では豊かになった。だが、心の平安を得ることは出来なかった。そこで人々は占星術師やタロットカードの占い師、ヒーリングや宗教集団のグルなどに救いを求めて彷徨うようになったのだ。”(P106)
また、心霊治療のニューエイジ・グルは、人々が霊的なものを求める理由をこう説明しているそうです。
“企業は彼らに富をもたらしましたが、幸福をもたらすことはなかったのです。自分はいった何者だろうかと自問する人々は、その答えを知りたいと強く願い、霊的な世界へと駆り立てられています。物質世界に浸れば浸るほど、人はバランスを必要として、自らを支えてくれるスピリチュアルなものを求めるようになるのです”(p106~107)
インドでは、急激に社会や暮らしが変化しているため、人々の心がそのスピードに順応できなく
なっているような気がします。その不安感から、何かにすがりたい、という強烈な依存心が芽生
えているのかもしれません。

また、インドの人々は、強烈な「孤独感」におそわれている様に思えます。

人間関係の希薄化により、何かとつながっていたい感がより増大しているのではないでしょうか。

インドのTV局では、精神的な助言を与える「宗教チャンネル」が増設され、ヨーガの伝師が、

政治的介入も可能な、報道に進出しているそうです。

今後インドではますますセラピー的なものが商業化し、市場が拡大していくかもしれません。

そして、政治や経済にスピリチュアルブームが影響する可能性もあるでしょう。

このように、著者は、移りゆくインドの現実を見つめ、インドの中間層は日本人と同じような

苦悩をかかえている、と説いて行きます。変わりゆくインドと向き合うには、一方的に幻想を

抱き続けるのではなく、自分たちと同じような生活の中で不安を抱える仲間として見る必要が

あるということに気付かされました。

本書には、都市社会における中間層の生活が激変し、消費生活が拡大していることがわかる

ニュースがいくつも取り上げられています。英語学習熱から美容ブームまで、日本人と同じ暮

らしがそこにはあるのです。

市場としては沢山のチャンスがあるでしょう。

それだけでなく、経済発展の裏にある人々の心の変化を見落とさないためにも、

本書を是非手に取って欲しいと思います。

(※今回、レビュープラスさんのクーリエ・ブックスレビューコンテストに応募しています。)

『中国報道の「裏」を読め!』富坂聰著

☆中国のリアルを知る方法
私は、2007年に中国の上海へ観光に訪れた。近代的な建物や、建設ラッシュに
経済発展のめざましさを感じた一方で、自動車の交通マナーの悪さにショックを受けた。
青信号で横断歩道を渡っていても車が平気で突っ込んでくるほどだった。

“ケンタッキーフライドチキン”はにぎわっているものの、ほとんどの人がフライドチキン
目当てではなく、ハンバーガーを食べに来ていたり、数日の滞在でも「なぜ?」のオンパレード。

中国関連のニュースを見ても、有名キャラクターが不恰好にコピーされたレジャーランドや、
ダンボール入り肉まんの誤報事件など「なぜ、嘘や偽物がまかり通るのか?」と疑問は続く。

こういった「なぜ?」の裏に、中国のリアルが隠されていることを教えてくれるのが

『中国報道の「裏」を読め!』(富坂聰著・講談社)である。

☆中国のリアル、メディア論、ビジネス書の要素が詰まった本!


中国報道の「裏」を読め! (COURRiER BOOKS)


『中国報道の「裏」を読め!』富坂聰(とみさか さとし)

本書の著者は、フリージャーナリストの富坂聰氏だ。中国関連のレポートで、富坂氏の
名前を目にした方も多いと思う。現在、雑誌『COURRiER JAPON(クーリエ・ジャポン)』
では、中国報道の背景を独自に分析した連載をされている。

ネット上の動画では、水道橋博士司会の、『博士も知らないニッポンのウラ 25 中国のウラ』
にゲスト出演されており、宮崎哲弥氏らと繰り広げる話が非常に興味深い。
海外ルポのジャーナリストというと、私は勝手に豪快なイメージを抱くが、予想に反して、スマート
な語り口の方であり、多くの中国エリート官僚達と信頼関係を築いているというのも納得した。

この番組内では「売春宿から閣僚まで」と評されるほど、幅広い現場を観察されているのも
富坂氏の強みだ。富坂氏がいかに中国裏事情に詳しいかがよくわかるので、合わせてご覧
いただくと面白いと思う。

動画:『博士も知らないニッポンのウラ 25 中国のウラ』(2008年4月)

さて、本書の特徴は、

一貫して「中国メディア」を通じた定点で、中国の変化を見続けているところである。
よって、中国の実態だけでなく、メディア論に興味がある人も新たな視点が得られる

例えば、あの「段ボール入り肉まん」報道は、なぜ捏造してまで報道されたのだろうか。それは、
中国のメディアが、庶民の悩みに同調し、視聴者の気を引こうとした結果だった。

“物価上昇に悩む市民が、豚肉の値段が2倍になっているのに、肉まんが値上がりしないこと
疑念をいだいている”という素地があったからこそ、「段ボール入り肉まん」報道はいとも簡単に
信じられてしまったのだ。

つまり、昨今の中国メディアは、国家権力ではなく、市場を気にしていることがわかる報道
なのである

中国のメディアといえば、国家がすべてを厳しく検閲し、都合の悪いことはずべて伏せてしまって
いるようなイメージがあった。もはやそうとばかりは言えないことが、この報道1つからも分かるのだ。

誤報や情報捏造の背景には、報道側に「或るモチベーション」がある。

それは「誰の目を意識したものか」まで考えると、

そのメディアの性質が見えてくるということに気付かされた。

◆“中国のリアル” を知ることは、日本人が我が身を振り返るきっかけにもなる

本書の目次を見て、一番気にかかった見出しは、
“「幸福指数」から見た中国人の生活実感”


である。
中国メディアである『広州日報』が、「GDPは膨れ上がったものの、中国人は幸せになったか?」
という問題意識を持ち、独自の指標を用いて測ろうとしている記事について、著者の解説が記される。

私は、中国は経済発展の最中にあるが、それだけでは幸せにはなれない、と早くも気づいた
メディアが、“国民総幸福量”(GNH)にも着目し、真の豊かさを問う姿勢に感心した。
貧困層や闇の部分を抱えたまま、アンバランスに成長している中国ならではの不安感なの
かもしれないが、拝金主義に疑問を抱く論調があるのは、希望が持てる部分だと思う。

また、日本人に足りない面を嫌というほど見せつけられるのが、中国の「起業家精神」についての
記述である。

本書では、“鶏口をめざす中国人”のエネルギッシュな発想に学ぶことが多い。

“中国では官僚がビジネスの世界に転身することを“下海”というが、海へ飛び込むその思い切りの良さは見ていて清々しい。官僚として培った人脈は徹底的に利用するが、組織に用意してもらったポストに天下って権力のおこぼれに与る(あずかる)という日本の官僚のような発想はない。”(p143)

“日本のサラリーマンは一生会社が保障してくれることが前提なので、会社の中でエリートコースとされている部署に行きたがる傾向が強いが、中国人の場合、できるだけさまざまな部署を回って各部署のノウハウを身につけようとする。それは自分が会社を経営するときのためでもあるし、会社が倒れても自分だけが生き残ることを前提とした発想だ。”(p143)


いかがだろうか。

中国人の独立志向を垣間見ると、日本はこのままでは、中国の勢いに飲み込まれてしまう、
という強い危機感さえ感じる。そして、日本人の甘ったれた依存型思考では、いずれ国際社会
でも生き残れなくなるであろう、という予感を抱く。

定められたコースでしか生きられないような働き方は、将来自分の首を締めることになる と肝に
命じなければならない。

このように、本書は、中国のリアルに迫ることができるだけでなく、

メディア論、ビジネス書としても読むことができた。

つまり、1冊で何とおりもの気付きが得られる本なのだ。

まずは1つの読み方を決めて、その後、改めて違った観点で読んでみることをお勧めする。
*******************************************************
(参考)本書に登場する中国の主要メディア


「人民日報」 「暸望東方週刊」 「環球時報」 「新京報」 「南方週末」 

広州日報」 「財経」 「中国新聞週刊」 

※各紙にどのような特徴があるかは、本書に解説ページがあるので、参照されたい。

☆中国のリアル&リスクをさらに知るために

我々が日常的に気になるのは、中国食品事情だろう。うっかり口にしてしまわないためにも、
読んでおきたい本が、同著者による『中国ニセ食品のカラクリ』だ。家族や自分の健康を守る
にも、「なぜ危険なのか」という中国の裏事情まで知っておかなくてはならないと思う。

中国ニセ食品のカラクリ


ここまできたら、中国のリアルを徹底して追求したい、という人は、
雑誌『Voice』2010年1月号を参照されたい。



Voice (ボイス) 2010年 01月号 [雑誌]

“中国のしたたかさ”を知る20冊~20年後を見据えた隣国にどう対するかというタイトルのもと、
櫻井よしこ氏と富坂 聰氏の対談が掲載されている。この対談で紹介されている20冊は、現場を知る
ジャーナリストが薦めているだけあって、骨太である。

例えば、岡部達味氏著『中国の対外戦略』(東京大学出版会)について、富坂氏は、“何が外交の核
であるかを見抜き、そこに向かって邁進する国家としての強さを感じる”と感想を述べ、“中国を考え
るとき、「自分たちと同じ思考で捉えてはいけない」という発想が重要”と説いている。

また、富坂氏が司会をされたという、『中国官僚覆面座談会』に至っては、テリー伊藤氏による
日本の省庁ルポルタージュ(例えば、『お笑い外務省機密情報』など)よりも、のけぞりそうな予感だ。

中国官僚覆面座談会 (Clickシリーズ)

さあ、あなたは、中国のリアルを知らないままで、この10年を過ごせるだろうか?

(※『中国報道の「裏」を読め!』は、レビュープラス様より献本頂きました。いつもありがとう
ございます!)